【ちむどんどん】暢子を巡って三角関係ならぬドロドロの「四角関係」が勃発か!?

 こんな美人だったら、男たちもさぞや熱中してしまうに違いないだろう。

 5月13日放送のNHK連続テレビ小説「ちむどんどん」第25回では、ヒロインの比嘉暢子(黒島結菜)が東京で料理人になる夢を叶えるべく、故郷の沖縄・やんばる地方から旅立つ姿が描かれた。

 ここで視聴者が注目したのは、本編終了後に放送された「これからのちむどんどん」だ。コックコートを身に付けた暢子が「似合い過ぎてる!」と叫んだり、“リトル沖縄”と呼ばれる神奈川・鶴見を訪れる様子には、東京編での新たな展開への期待が高まるというものだろう。

「なかでも視聴者が注目したのは、暢子が男性を見て『まさかやぁ! なんでここに!?』と驚く場面。そこに映っていたのは成長した青柳和彦(宮沢氷魚)だったのです。暢子が小五だった当時、研究のため沖縄に長期滞在する大学教授の父親についてきた和彦。都会人の彼は最初、やんばるの田舎になじめなかったものの、人懐こい暢子らとの交流を通して比嘉家との仲を深めていました。東京に憧れる暢子には『東京に来いよ』と語っていましたが、いよいよここで再開を果たすのかと視聴者も今後の展開を楽しみにしているようです」(テレビ誌ライター)

 暢子は当時、4歳年上で中三の和彦に「手、つなご?」と誘うなど、小五にして“魔性の女”ぶりを発揮していたもの。それが18歳に成長した今となっては、和彦を虜にする可能性も十分にありそうだ。

 そんな恋物語にも期待が高まるなか、暢子の恋は一筋縄ではいかない恐れがあるという。それは彼女がモテすぎてしまうことに原因があるというのだ。

「第25回のラストシーンでは、幼馴染でやはり4歳年上の砂川智(前田公輝)が、暢子の乗ったバスを自転車で追いかけながら『俺も行くから、東京。絶対行くから待っとけよ!』と叫んでいました。その智には暢子の妹・歌子(上白石萌歌)が密かに恋い焦がれていますが、高卒5年目の智は6歳も年下で高二の歌子を恋愛対象とは見ていないはず。しかも商売で成功したいという向上心を持つ智は、東京で料理人になるという夢を抱いて上京する暢子に、仲間意識やライバル心も伴った恋愛感情を抱いていても不思議ではありません」(前出・テレビ誌ライター)

 その智は和彦と同い年で、中三の時には短期間ながら交流してきた仲。そんな二人が恋敵になる予感を抱かせる展開となっているようだ。

歌子が憧れている智だが、上京する可能性はあるのか? ©NHK

 しかも暢子を巡ってはもう一人、恋のライバルとして立ちはだかりそうな男性がいるという。それは暢子が通っていた山原高校で陸上部のキャプテンを務めていた新城正男(秋元龍太朗)だというのである。

 正男は足の速い暢子を陸上部に勧誘すべく、何度も対決を挑んでいたが、なかなか勝つことができなかった。最後は暢子が「インチキしないともう勝てないのに」と認めたほどにその走りは成長していたが、なぜその正男が恋のライバルになるというのか。

「卒業後はブラジルに行くという正男。日本からブラジルへの移民は1993年まで続いていましたが、『ちむどんどん』の舞台である1972年(昭和47年)には移民船が廃止されるなど、その数は減少の一途にありました。ここで気になるのが正男の描かれ方。高校卒業と共にフェードアウトするキャラなのであれば、これほど出番が多いのは不自然ですし、暢子への恋心もどうにも中途半端な感は否めません。それゆえ正男もいずれは東京に行き、暢子を巡る争奪戦に参戦する可能性があるのではないでしょうか」(前出・テレビ誌ライター)

暢子への恋心を隠そうとしなかった正男。再度の出番が期待される。©NHK

 そうすれば暢子を巡って和彦と智、そして正男という四画関係が勃発する可能性もありそうだ。ただでさえ美人なうえに、明るい性格の暢子は明らかにモテ女。予告編のラストでは「やんばるに帰るー!」と絶叫していたが、その調子で周りの男たちを翻弄するのかもしれない。