その「やりすぎ」にはどうやら、裏があったようだ。
5月17日深夜放送の「新・乃木坂スター誕生!」(日本テレビ系)では冒頭、MCのオズワルド伊藤が5期生メンバーに、テレビに出たらやってみたいことを質問。奥田いろはが「メイドカフェに行ってみたいです」と答えると、伊藤は「メイドさんになってみたい!?」とビックリだ。
そこで番組では「もしも乃木坂46 5期生がメイドになったら」という企画を緊急開催。まずはメイド役の井上和がテンション低めに「お帰りなさい お嬢様」とお迎えの声を掛けると、お客さん役の奥田は満面の笑みで「しゅき~♡」と大喜びしていた。
次に登場した一ノ瀬美空は、伊藤から「こういうの一番得意なんじゃないの?」と問われると「余裕ですね」と自信満々。さっそく「お帰りなさい ご主人様」と出迎えつつ、奥田の周りを手を絡ませるようにしながら一周し、最後は頭を抱きかかえるように密着。頬にキスする仕草まで大サービスしてくれたのである。
「MCの伊藤はすかさず『みなさん、バラエティ出たら気を付けてくださいね。こういうのが「やりすぎ」と言います』と注意していました。バラエティの世界では“やってるねえ”とも言われますが、過剰な演出はむしろマイナス。ただ一ノ瀬の場合はそういった“やりすぎ”も含めてキャラの一部になっていそうです」(アイドル誌ライター)
そんな一ノ瀬の“やりすぎ”は本編の歌唱シーンでも垣間見られた。一ノ瀬、奥田、小川彩の3人は大塚愛の「SMILY」を披露。同曲では歌に合わせて「イェイ!」や「イヤン♡」といった合いの手を入れる場面があり、コーラス役の一ノ瀬と小川は可愛らしいポーズを連発していた。
歌唱後にMCのオズワルド畠中が「あそこいいよね、声合わせるところ。イェイとか」との感想を口にすると、3人はその場面をリプレイで披露。だが「イェイ」をリクエストされたにも関わらず、一ノ瀬は「イヤン♡」でぶりっ子ポーズを繰り出していたのである。
またもや、伊藤に指摘されていた“やりすぎ”が出てしまった一ノ瀬。だが彼女がここでやりすぎてしまった裏には、ちょっとした伏線があったというのだ。
同番組では放送終了後、Huluにて未公開シーンを配信。この動画では5期生メンバーたちが本番前にスタッフから様々な指導を受ける場面を見ることができた。
「一ノ瀬ら3人は振付師らしき女性から『たとえばイェイの時も、イヤン♡みたいな感じでけっこうミーハーに、オリジナリティで』という指導を受けていました。そう言われたら一ノ瀬としても、やりに行こうと考えるのは当然でしょう。マイペースな性格だという彼女ですが、こういったところに意外な真面目さが顔を出したりするものです」(前出・アイドル誌ライター)
ともあれひとつハッキリしているのは、一ノ瀬の「イヤン♡」にはとんでもない破壊力があるということだろう。