その日は結婚式を祝福するかのような青空が広がっていたようだ。
昨年11月に結婚を発表した小松菜奈と菅田将暉が4月下旬に、北海道・函館で極秘挙式をあげたという。5月8日付の「NEWSポストセブン」が最初に報じたもので、結婚式の正確な日付は記載されていないものの、大安吉日という情報から4月21日の可能性が高そうだ。
函館を挙式の場に選んだ理由としては、二人が共演した2020年8月公開の映画「糸」のロケ地だったことが挙げられる。また菅田は大阪出身で、親族を呼ぶ際のアクセス面でも大阪からの直行便がある函館は都合が良かったとの見方もある。
それに加えて函館の地元民は、自分の街が選ばれた理由はほかにもあると確信しているようだ。
「その理由はずばり、天気です。記事によると神社から仰ぎ見る函館山の上に広がる空は青く晴れ渡っていたとか。一生に一度の結婚式はやはり青空の下で行いたいもの。そうなると4月下旬のタイミングで、最も晴れる可能性が高い函館を選ぶのは合理的判断だと思われます」(函館出身のライター)
4月21日の天気を見比べてみると、東京は曇りで9ミリの降水量があった。同じく菅田の出身である大阪も9ミリの雨が降っており、小松の出身である山梨では18ミリの雨が降っていたという。
ちなみに二人が共演した映画はほかに「ディストラクション・ベイビーズ」と「溺れるナイフ」(いずれも2016年公開)がある。ただ「ディストラクション・ベイビーズ」は柳楽優弥の主演作であり、二人が結婚の象徴に選ぶとは思えないのも確かだろう。
そして「溺れるナイフ」では“本州最南端の街”として知られる和歌山・串本町が舞台。紀伊半島の先端にあることからアクセス面で条件が悪いほか、地形の関係から一年中雨が多いことでも知られている。その年間降水量は2650ミリで、全国平均の実に1.5倍超にも及んでいるのである。
「そういった他の街に対して、4月の函館は天候が安定しています。しかも今年の桜はまさに4月21日に開花し、25日に満開になるという絶好のタイミングでした。完全に桜が散ってしまった東京や大阪とは異なり、ピンク色のつぼみが膨らみつつある4月の函館は、これから二人で幸せな生活を送っていくと誓う小松と菅田にとって、絶好の場所だったことでしょう」(前出・函館出身ライター)
狙い通りの青空に恵まれた二人。その日は気温も22.4度まで上がり、東京や大阪を上回っていた。最高の環境で結婚式を挙げた二人の前途はさぞや明るいことだろう。