その変顔には、男女を問わずに<可愛い!>と絶賛の声が飛んでいたようだ。
7月14日放送のドラマ「六本木クラス」(テレビ朝日系)第2話では、麻宮葵役の平手友梨奈がいよいよ本格的な出番を迎えることになった。
原作の韓流ドラマ「梨泰院クラス」では、葵に相当するチョ・イソが第3話から登場するのに対し、「六本木クラス」での葵は第2話の中盤からほぼ出ずっぱりに。原作が1話70分で全16話のところ、「六本木クラス」は1話54分の全13回と約6割まで短くなっていることから、葵の出番も繰り上がっていたようだ。
まだ21歳ゆえ、高3の役もよく似合っている平手。昨年4月期の日曜劇場「ドラゴン桜」(TBS系)でも東大を目指す高3の岩崎楓を演じており、高校生役はお手の物と言ったところか。そんな平手が今回、圧巻の演技で視聴者を唸らせたようだ。
「葵はIQ162の天才少女でスポーツ万能、ギターも引きこなしウォールペインティングも得意というマルチな才能を持つ天才少女です。ニューヨーク帰りで英語がペラペラなうえ、フォロワー70万人を誇る人気インフルエンサーという役柄は、通常なら情報過多で渋滞気味。説得力のある演技は相当難しいところですが、そんな葵を平手が見事に表現していたことには驚かされました」(テレビ誌ライター)
第1話ではクラブで外国人女性を相手に英語で会話するシーンが、視聴者の度肝を抜いたもの。そして今回は人気インフルエンサーらしい豊富な表情で、観る者を魅了していた。
学校内のイジメをライブ配信し、区長の娘が主犯格であることを暴露すると、東京・六本木の路上でその母親から詰められることに。いきなりのビンタを浴びるも、「痛ぁ~」と言いながらほくそ笑む姿は、葵の策略を存分に感じさせたものだ。
その現場を目撃していた主人公の宮部新(竹内涼真)から「謝ってこい」と諭されると、「あの人のせいで私のパパは死んだんだ」と人生を諦めたかのような表情に。タクシーに乗り込むと、今度は両手を広げて「うっそぴょ~ん!」とおどける有様だ。その表情の振れ幅には、視聴者のほうも新と同様に翻弄されていたことだろう。
「極めつけはレストランで年齢を偽ってハイボールを頼んだ場面でした。身分証明書を求める店員に対して他人の学生証を提示した葵は、変顔でごまかそうとします。その表情に多くの視聴者が《やべ、可愛い!》《てち、変顔》と盛り上がり、なかには《六本木クラス本当にありがとう》と演出に感謝する声まであがっていたほど。この変顔を見るだけでも、第2話を鑑賞する意味があるというものです」(前出・テレビ誌ライター)
クラブのフロアを支配するかのように踊りまくるシーンでは、その様子を見ていた“先輩”が「あれ本当に高校生なのか、すげえな!」と感心することに。その声はまさに、視聴者を代弁したものだったに違いない。どうやら翌週の第3話でも、平手が演じる葵をお目当てにする視聴者が続出するのは確実だろう。