【ちむどんどん】暢子と和彦の夫婦、重子との「同居」の約束を反故にしていた!

 結局は口から出まかせだったのか、それとも制作側がその設定を忘れてしまっていたのだろうか。

 放送中のNHK連続テレビ小説「ちむどんどん」は、8月15日の放送から新たな局面に突入。ヒロインの比嘉暢子(黒島結菜)が結婚を機に青柳暢子と苗字を変えるとともに、沖縄料理店を開くという夢に向かって歩み出すこととなった。

 8月12日の第90回では、本編の終了後に次週予告を放送。暢子と和彦が沖縄料理店の物件を下見に来る様子や、暢子が怪しげな男たちと大乱闘するシーンなどが描かれており、またもや波乱が巻き起こりそうな気配だ。

「その乱闘シーンには『近々、一斉に逮捕に動く予定だと』という声が被さっており、誰が逮捕されるのか視聴者は興味津々。これまでさんざん家族に迷惑をかけてきた長男の賢秀(竜星涼)か、それとも賢秀をインチキビジネスに引きこんでは金を巻き上げてきた我那覇(田久保宗稔)なのか、興味は高まっているところです」(テレビ誌ライター)

 公式サイトの次週予告には「賢秀にも何やら動きが…」とだけ書かれており、詳細は未定。いろんな想像が膨らむところだ。

 その一方で同じ次週予告には、作中では描かれていなかった驚きの情報が明かされていたという。それはすなわち、暢子と和彦が大事な約束を破っていたことを示していたのだから驚きだ。

「次週予告には二人が『もともといたあまゆの部屋で新婚生活を始めていた』と説明されていました。しかし8月8日放送の第86回では、和彦が『暢子から提案がある。僕と暢子と母さんと3人で同居しよう』と話していたはずです。そうなると暢子は自分のほうから同居を提案しておきながら、重子が結婚に賛成してくれたことでそのプランを撤回。義母との同居を回避したことになります。これはさすがに、あまりにも調子が良すぎる話ではないでしょうか」(前出・テレビ誌ライター)

披露宴を前にあまゆの下宿で記念写真。暢子がこの部屋に住み続けている証拠だと言えよう。トップ画像ともに©NHK

 同居を提案した際、暢子の言い分は「一緒に暮らせば、もっとお互いのことを分かり合えると思う」というものだった。それに加えて、「和彦くんの子供のころの話を聞きたいし、沖縄にいたころの和彦くんの話もしてあげたい」と説明していたものだ。

 ところが、結婚への障害がなくなったことで同居案をあっさりと撤回した暢子。よもや重子ともっと分かり合う必要はないと判断したのか。そもそも和彦の子供時代をお互いに話し合う機会まで、自ら手離してしまったのだろうか。

「実際のところ視聴者のなかには、同居はどうなったんだろうと疑問に感じていた人も少なくなかったはず。豪邸の青柳家には2階もありますし、結婚を認めてもらっても同居をやめる必要などないはず。しかもお手伝いさんの波子(円城寺あや)は暢子の味方でしたから、居心地だって悪くなかったことでしょう」(前出・テレビ誌ライター)

 はたして同居案を暢子から取り下げたのか、それとも重子のほうから断ったのか。結婚式を挙げる3月までは夫婦ではないので、自分の家とは言え「同棲はやめてほしい」ということだったのかもしれない。