終盤でいきなり出てきたその名前に、視聴者も翻弄されているようだ。
8月16日放送のドラマ「ユニコーンに乗って」(TBS系)第7話では、エドテック企業のドリームポニーから若手エンジニアの森本海斗(坂東龍汰)が特許技術を持ち出して退社。その特許を巡って主人公で同社CEOの成川佐奈(永野芽郁)らが奔走する姿が描かれた。
特許横取り問題は、大手通信会社「サイバーモバイル」の羽田早智CEO(広末涼子)による協力もあって解決。しかし海斗はゲーム業界最大手のゲームアカデミアに引き抜かれてしまい、ドリームポニーでは新たなエンジニアの募集を余儀なくされたのである。
「CTOの須崎功(杉野遥亮)が提案したのは、正体不明の天才エンジニアであるミン・ソヌをスカウトすること。彼が出場するeスポーツ大会にドリームポニーが参加することで、バーチャル空間で接触しようとの作戦を立てました。次回以降に正体が明らかになるであろうミン・ソヌを巡って、視聴者が考察を繰り広げています」(テレビ誌ライター)
ミン・ソヌの正体として有力候補に挙がっているのは、ドリームポニーを退社した海斗だ。彼はかつて手を怪我した状態でゲームアカデミア主催のゲーム大会で優勝した実績を持ち、eスポーツ大会に出場する可能性も高い。だがその場合、すんなりと元のさやに納まるのかという疑問も生じるところだろう。
ほかには、ミン・ソヌ(민선우)という名前を手掛かりに、別の候補を推測する向きもあるという。その場合、ソヌの正体は男性とは限らないというのである。
「韓流好きであればソヌという名前から俳優のユン・ソヌや、男性K-POPグループ『ENHYPEN』のキム・ソヌを連想する人も多いでしょう。その一方でゴルフ好きなら、日本ツアーで活躍している女子プロゴルファーのペ・ソンウ(裵善雨)を思い出す人もいるはず。ソヌ(선우)という名前はソンウと読むこともでき、男性のみならず女性の可能性もあるのです」(韓流に詳しい芸能ライター)
作中では須崎がミン・ソヌのことを「彼」と呼んでいたが、そもそもソヌは正体不明であり、「エンジニア=男性」という思い込みの可能性も否定できないはずだ。
第8話でいきなり初出の女性キャラが登場する可能性は高くないものの、海斗がソヌの正体というのもこれまたひねりがない話。ここは「謎の天才女性エンジニア」の登場に期待してみるのも面白いかもしれない。