村山輝星、人気子役のお笑いネタが有吉弘行を感動させたワケ!

 そのネタに親世代のお笑い好きはぐっと来ていたことだろう。

 8月24日放送の「有吉の壁」(日本テレビ系)では、千葉の蓮沼ウォーターガーデンをまるごと貸し切り、プールを舞台にしたお笑いネタが披露された。

 ここでお笑い芸人に交じってネタを披露したのが、人気子役の村山輝星(むらやま・きらり)。auのテレビCM「三太郎シリーズ」にて英語を話す桃姫と言えば、分かる人も多いだろう。その輝星は8月27~28日放送の「24時間テレビ」(同)にてトライアスロンに挑戦する予定で、今回の出演は番宣を兼ねていたようだ。

「最初に輝星が披露したネタは、さらば青春の光・森田が扮するダメな父親との父娘ネタ。奮発した森田がプールに連れてきたものの、『でもいいの? プール連れてきてもらって。お金ないんじゃないの?』と心配する姿がけなげです。すると、どぶろっくの二人がワニやイルカの大きなフロートを手にプールに飛び込み、いかにも楽しげな様子。そんな二人を羨ましそうに見つめる姿に森田が『あれやりたいんか?』と訊ねるも、言葉なく首を振った輝星は一人で砂遊びを始めるのでした」(子育て中の女性誌ライター)

 子を持つ親ならずとも胸が苦しくなりそうな場面に、番組アシスタントの佐藤栞里も「可哀想…」との言葉を漏らしていた。けなげに一人遊びする輝星の演技力が、ネタのリアリティをさらに高めていたのだろう。

 すると森田はポケットからごそごそと何かを取り出した。それは大きなゴミ袋。空気を入れて膨らませた森田は袋の口をしばり、即席のフロートを作ったのである。しかしそれでは子供だましにもほどがあるのでは!?

 ところが即席フロートを渡された輝星は、いかにも嬉しそうな表情でプールに飛び込み、「お父さん。楽しいよ!」と満面の笑みを見せることに。その光景に合格の〇を出した有吉は、笑いながら「悲しいからやめてくれよ」と輝星に語り掛けていたのである。

番組中盤ではもう中学生と組んで夏祭りネタに挑戦していた村山輝星。「有吉の壁」公式ツイッター(@ariyoshinokabe)より。

「どうやら有吉も、輝星のネタと演技にぐっと来ていた様子。しかもこのネタは輝星のバックグラウンドを知ると、もっと感情が揺さぶられるものでした。というのも彼女は2歳の時に父親が亡くなっていたからです。輝星がトライアスロンを始めたのは、自身も競技者だった父親の遺言がきっかけ。今では人気子役として活躍している輝星ですが、貧乏な父娘ネタを喜んで披露した裏側には、いろいろと感じる面が潜んでいたのかもしれません」(前出・女性誌ライター)

 そういった輝星の背景は「24時間テレビ」のトライアスロン挑戦でも明かされるはず。まさか「有吉の壁」がそんな感動エピソードに繋がっていたとは、これぞ<お笑いは地球を救う>なのかもしれない。

※トップ画像は村山輝星staff公式インスタグラム(@murayama_kirari_staff)より。