【オールドルーキー】芳根京子もドン引き!増田貴久のキモキャラぶりに「演技上手すぎ」の声

 これには彼女ならずとも、多くの女性視聴者もドン引きしていたことだろう。

 8月28日放送の日曜劇場「オールドルーキー」(TBS系)第9話では、主人公でスポーツマネジメント会社に勤める新町亮太郎(綾野剛)が、ドーピング疑惑の解明に全力を注ぐことに。その流れで同僚の梅屋敷聡太(増田貴久)が、キモキャラぶりを発揮していたという。

 新町はトップスイマーの麻生健次郎(渡辺翔太)を担当。国内大会で優勝し、パリ五輪の日本代表候補に大きく前進した麻生だったが、試合後の検査でドーピング違反が発覚し、4年間の資格停止を言い渡されていた。

 スポーツ選手にとっては死刑宣告にも等しいこの処分。亮太郎は絶対にドーピングしていないと主張する麻生を信じ、その潔白を証明すべく、麻生がこれまで口にしたサプリメントや食事などをすべてを調べあげたのだった。

「社長の高柳雅史(反町隆史)は亮太郎に、麻生との契約を切ると通告。ドーピングに関する調査もやめるように命令しました。しかし元サッカー日本代表として麻生の辛い気持ちが理解できる亮太郎は、自らの判断で調査を続行。ついにはドーピング違反問題に詳しい弁護士の協力まで取り付けていたのです」(テレビ誌ライター)

 そんな亮太郎の熱意にほだされ、城拓也(中川大志)や深沢塔子(芳根京子)らの同僚も協力することに。しまいには常日頃から亮太郎をライバル視している梅屋敷も、自分だけ仲間外れになることを危惧して調査への協力を申し出ていた。

 その梅屋敷は塔子に惚れている様子。ドーピング調査でへとへとになった二人はワインバーに足を運んでいた。「ああ疲れた、調べることが多すぎるんだよ」との文句を口にする梅屋敷に、「だから、梅屋敷さんが手伝ってくれて助かってるんです」と、ぱっちりした目で話しかける塔子。あの表情で頭を下げられたら、誰でも悪い気はしないものだろう。

 塔子が普段、自分に対してドライな態度ばかりだと自覚している梅屋敷は「塔子ちゃん、俺にそんなこと言ってくれるの?」と驚きつつ、「俺、頑張る!」と下心丸出しの笑顔に。「そうでなくっちゃ」と返す塔子は悪女の顔つきでほくそ笑んでいた。

 するとバーの店員が「いつもありがとうございます」と、二人にワイングラスをサーブ。グラスに伸ばそうとした梅屋敷の手をガシッと掴んだ塔子は「ダメです!」と、酒癖の悪い梅屋敷を制したのだった。

「塔子に掴まれた手を眺めながら、まんざらでもない笑顔を見せた梅屋敷。視聴者からは《キモっ!》《塔子ちゃん、逃げて!》といった声が続出です。このように本作での梅屋敷は自尊心が高い一方で、好きな女性を前にすると途端にオドオドするというキモキャラぶりを全開に。このシーンではそのキモメンぶりがより一層、際立っていました」(前出・テレビ誌ライター)

こんな表情で塔子(芳根京子)に迫られたら、男なら誰でも落ちてしまうに違いないだろう。トップ画像ともに©TBS

 梅屋敷を演じる増田はジャニーズのアイドルグループ「NEWS」のメンバー。普段はファンからキャーキャー言われる人気男性アイドルながら、本作「オールドルーキー」では仕事はできるものの皮肉屋でコンプレックス丸出しという梅屋敷を好演。学歴面で劣等感を持ち、仕事が上手くいっている同僚に対してライバル心を隠そうとしないという未熟さも併せ持つ人物を巧みに演じている。

「そんな特性を見抜き、自らへの好意も利用して、梅屋敷を手玉に取る塔子。芳根は塔子のしたたかさを見事に演じています。そして増田は普段、アイドルとして誰からも好かれる一方で、ドラマではキモメンを的確に表現。その二人がそれぞれのキャラを全開にしたワインバーの場面は、芳根と増田の演技力が見事に融合したシーンだったと言えそうです」(前出・テレビ誌ライター)

 あえてキモキャラを強調してみせた増田には、一部の視聴者から<演技上手すぎじゃん>とのため息も漏れていたほど。熱い魂を見せる亮太郎を脇から支える仲間たちも「オールドルーキー」における重要なキャラクターとなっているようだ。