【ちむどんどん】NHK鈴木奈穂子アナ、まさかの交通事故シーンに「ついていけない」と呆れた!

 もはや身内でもかばいきれなかったようだ。

 8月31日放送のNHK連続テレビ小説「ちむどんどん」第103回では、食品卸会社のスナガワフードを営む砂川智(前田公輝)が交通事故に遭い、「瀕死の重体」と伝えられるシーンが物議を醸していたようだ。

 ヒロインの青柳暢子(黒島結菜)が東京・杉並に間もなく開業する沖縄料理店の「ちむどんどん」。前日の第102回では沖縄から妹の比嘉歌子(上白石萌歌)が上京し、住み込みで働くことになった。

 その歌子は小学生の時から幼馴染の智に恋心を抱いており、上京したことで二人の距離は接近。だが智は前年、暢子にプロポーズしてはフラれていた経緯もあり、歌子は智の本心をはかりかねていたのだった。

「ささいなことから口ゲンカになってしまった歌子と智。女心に鈍感な智は『何かその態度、勝手にせ!』と吐き捨て、『ちむどんどん』を出ていきました。むくれた顔つきで路地を歩く智。するとクラクションが鳴り、通りがかりの人が『危ない!』と叫んだと思いきや、智は交通事故に遭ってしまったのです」(テレビ誌ライター)

「ちむどんどん」の公式ツイッターでは、智が交通事故に遭ったとの報せを受けた暢子と歌子の様子を紹介していた。©NHK

 この急展開に多くの視聴者が呆れるなか、その気持ちを代弁してくれたのが、後続番組「あさイチ」でMCを務める博多大吉だった。同番組で恒例の“朝ドラ受け”で大吉は、車に惹かれそうになった智について「教習所で見るビデオみたいな感じだった」と指摘。さらには「あんま車がくるような道じゃなかったし」と茶化していたのだった。

 智が歩いていた路地には既視感を覚えた視聴者も多かったはず。それもそのはず、8月15日放送の第91回にて比嘉賢秀(竜星涼)が我那覇(田久保宗稔)に遭遇した場所と同じセットを使って撮影されていたようだ。制作上の都合とは言え、とても車の通るような路地でないことは明らかだろう。

 ただこの場面、なにより驚くのはやはり、智がいきなり交通事故に遭ったことだろう。これまでもトンデモ展開が続出している「ちむどんどん」だが、さすがに交通事故はあまりに唐突すぎるというもの。そんな無理やりすぎる展開に、身内のNHK職員も呆れていたという。

「この日の朝ドラ受けでは、鈴木奈穂子アナが開口一番『ついていけない。びっくりですよ』と呆れていたのです。『あさイチ』では博多華丸大吉の二人が朝ドラの内容にツッコミを入れ、鈴木アナがフォローを入れるという役割分担のはず。ところが鈴木アナすら『ついていけない』と正直な感想を漏らしたのですから、もはやNHKの局員であっても擁護できないトンデモドラマであることが露呈した形となりました」(前出・テレビ誌ライター)

 普通なら叱責されてもおかしくなさそうな鈴木アナの「ついていけない」発言。だが今回に限っては<視聴者の声を代弁してくれた>と評価されているかもしれない。