このタイミングで、ここまで言い切ってくれるとは。これにはファンも大喜びだったようだ。
日向坂46の齊藤京子が9月5日、ライブ配信アプリの「SHOWROOM」にてバースデー配信を実施。25歳の誕生日を迎えた当日に、自身の卒業について言及した。
配信中にはファンから「卒業したら何かする?」と質問される場面が。2日後の9月7日にはメンバーの宮田愛萌がグループからの卒業を発表しており(※卒業時期は未定)、この日はまだ発表前ではあったものの、ファンのあいだでは宮田の卒業が噂されていた時期だ。それゆえ齊藤に対して卒業について訊きたくなるのも無理のないところだろう。
その質問に齊藤は「私、卒業のことまったく考えてなくて、卒業する予定ないのでけっこう安心してください」と断言。続けて「1ミリも考えてないです。まったく」と、卒業の意思がないことをあらためて強調したうえで、「卒業ってしなきゃいけないのかな?」との疑問すら呈していたのである。
さらに齊藤は「一切その話をしてないので、誰とも」と、卒業の機運すらないことを明かし、「なのでめちゃくちゃ安心してください」と、ファンを喜ばせていた。
「その言葉にファンからは《信じても良いですか?》とのコメントが寄せられることに。すると齊藤は『信じてください。私はけっこうウソ言わないです』と、彼女らしい独特な言い回しで、本当に卒業を考えていないことを強調していました」(アイドル誌ライター)
ここまでハッキリと断言してくれたことに、SNS上では<この言葉は嬉しすぎる><きょんこは日向坂に必要な存在だから安心したよ>といった安堵の声が続出していた。
その一方では<他のメンバーもずっと卒業しなくて大丈夫だよ><メンバーを増やさなくていい。その代わり、メンバーは減らないで少数精鋭を貫いて欲しい>といったコメントも寄せられることに。この時点では2日後に宮田が卒業を発表するとは誰も知らず、こういった反応も無理のないところだったのだろう。
ただ齊藤は日向坂46でトップスリーに入る人気があると言われつつも、シングル表題曲でのセンターは未経験。ファンのあいだでは不遇をささやかれることもあり、卒業を心配されることも珍しくないという。それに加えて今回、25歳の誕生日を迎えたこともまた、ファンが心配する要因となっていた。
「女性アイドルでは『25歳定年説』という言葉が取りざたされるなど、25歳という年齢は卒業について考え始める節目の一つと言われています。ゆくゆくはアイドルから女優や歌手、タレントに羽ばたいていく者が多いなか、齊藤は日向坂46でもトップクラスの歌唱力を誇ることから、ソロアーティストとして活動したいとの展望を持っていても不思議はありません」(前出・アイドル誌ライター)
齊藤がレギュラー出演するトークバラエティ番組の「キョコロヒー」(テレビ朝日系)は、現在の深夜12時15分放送から、10月には23時45分スタートに昇格することが発表済み。5月24日に番組初のトークイベント「生キョコロヒー!2022初夏〜六本木くる民の集い〜」が2部制で開催され、超満員の観客を集めるなど、アイドルの枠を超えた人気を獲得している。
ほかにもラジオのレギュラー番組をもっており、女性ファッション誌の「ar」ではレギュラーモデルを務めている齊藤。9月3日に開催された「東京ガールズコレクション 2022 A/W」ではランウェイを歩いており、アイドル・バラエティ・モデルの各方面で活躍。この調子ならすぐにでもタレントとしてソロ活動できそうな勢いだ。
「これだけの活躍を見せるなか、今回の『卒業しません』宣言にはファンも心の底から安堵した様子。今年に入ってから渡邉美穂に続いて宮田も卒業することになり、さらには4期生の加入も決まっていますから、日向坂46は変革期にあるのかもしれません。その状況で齊藤が残留を明言したことは、グループの継続性という観点で大きな意味があったのではないでしょうか」(前出・アイドル誌ライター)
ウソが苦手で、ウソをついてもすぐバレるという齊藤。そんな彼女がここまで「卒業しません」と明言したのだから、ファンとしてはその言葉を信じるしかないだろう。
(石田安竹)