【六本木クラス】平手友梨奈が“スマホをパクリ”で魅せた、深すぎる「新ラブ」!

 その動きと表情には多くの視聴者がドギマギしたことだろう。

 9月8日放送のドラマ「六本木クラス」(テレビ朝日系)第10話では、投資を引き揚げられる危機に瀕した居酒屋「二代目みやべ」に救世主が出現。その際に同店マネージャーの麻宮葵(平手友梨奈)が大きな役割を果たす姿が描かれた。

 主人公の宮部新(竹内涼真)が社長を務める二代目みやべでは、投資家から10億円の巨額投資を得て、フランチャイズ化を推進。しかしFCオーナーを集めての説明会を開く直前に投資が引き揚げられてしまった。それは新の復讐相手である長屋ホールディングスの長屋茂会長(香川照之)が仕掛けた罠だったのだ。

 そこに現れたのが大物投資家の田辺弘子(倍賞美津子)。かつては長屋HDにも投資していた弘子は、新が自分の店のみならず商店街の再興にも尽力しているのを見ていたことから、新に興味を持つ。その陰で活躍したのが二代目みやべのマネージャーを務める麻宮葵(平手友梨奈)だったのである。

 葵は孫のようにふるまうことで弘子の懐に入り込み、弘子が熱海に持つ別荘にまで押しかけるほどに関係を深めていた。その弘子は新の実力を認めつつ、高すぎるプライドに難色を示し、一度は投資を断ることに。しかし弘子の指摘や仲間からの助言に考えをあらためた新は、葵のスマホで弘子と会話しながら投資を頼み込んだのだった

「最初は『電話で投資を頼むバカがいるか!』と憤っていた弘子ですが、日本一になるという新の目標に感心し、料理対決番組で優勝することを条件に投資すると約束。電話を代わった葵は、新に『愛してます♡』とあらためてラブコールを送ったのです」(テレビ誌ライター)

 前回、新に愛の告白をするも「俺を好きになるな」と突っぱねられていた葵。それでも自分の気持ちに正直になり、好きであり続けることを新に宣言していた。

 その流れで今回、新のために弘子を口説き落とし、投資獲得に成功。あらためて新への愛情を口にしたのだが、その際に葵が見せたちょっとした仕草に、視聴者は魅せられていたという。

「恋する乙女の表情で『夢で会いましょう!』と電話を切った葵は、スマホをパクリと食べるような仕草を見せていました。ほんの一瞬でしたがその仕草は、大好きな新を『食べてしまいたい』ほどに愛しているという女心の表れ。葵の深い愛情が、一瞬の動きで存分に伝わってきたのです」(前出・テレビ誌ライター)

新に愛の告白を断られ、傷心旅行に出かけようとしていた葵だったが、二代目みやべの危機に空港から舞い戻っていた。トップ画像ともに©テレビ朝日

 この場面、原作にあたる韓流ドラマの「梨泰院クラス」では、葵に相当するチョ・イソが同じように電話を切った後、スマホにキスをするような動きを見せていた。どちらも彼女たちの愛情を示す場面だが、葵はキスではなく「パクリ」で自分の感情を表現。このほうが彼女を突き動かす原動力である「新ラブ♡」をより深く表現できていたのではないだろうか

 電話を切ったあとにはスマホを愛おしそうに抱きしめていた葵。電話の最中もその表情は「恋する乙女」そのもので、視聴者もキュンキュンしていたことだろう。原作の「梨泰院クラス」よりも恋愛要素が強めに描かれている「六本木クラス」。葵(平手)のこんな表情や仕草を見せられたら、その演出にも納得ではないだろうか。