【六本木クラス】視聴率回復の決め手はキャラの魅力!平手友梨奈と竹内涼真に加え、さとうほなみや倍賞美津子も大きな話題に!

 ドラマ「六本木クラス」(テレビ朝日系)が好調を維持している。9月8日放送の第10話は前回から0.3ポイントダウンしたものの、世帯平均視聴率で9.9%をマーク。第3話で7.0%まで落ち込んでいたが、最近は10%前後の数字を維持している。

 その好調ぶりでシーズン平均視聴率も9.1%にまで上昇。残り3話で平均10%の壁を破るには1話あたり13%と高い数字が必要となるものの、その可能性もありえる話題性を呼んでいる。

「本作の人気を支えているのは、各キャストがそれぞれハマり役であること。主演の竹内涼真はとっつきにくさと愛すべき人間性を兼ね備えた主役の宮部新を、人間力を持つキャラとして着実に演じています。その新を支える麻宮葵を演じる平手友梨奈は、彼女の女優史上で最大級の可愛らしさを発揮。冷たい感じのするキレモノキャラながら、新に対するデレデレぶりはまさにツンデレそのもので、視聴者から《平手ってこんなに可愛かったのか!》といった声もあがっているほどです」(テレビ誌ライター)

 そんな二人の話題性を検索回数で比べてみると、主役の竹内より平手のほうが1.5倍ほども検索されていることが分かる。ここ1カ月では一回だけ竹内のほうが上回った日があり、それは8月28日のこと。この日は竹内が「バナナマンのせっかくグルメ」(TBS系)にて横浜流星と共演を果たしたことが大きく話題となっていたようだ。

 このように主役を上回る話題性で「六本木クラス」を牽引する平手だが、こと第10話に関して言えば、その平手を上回る話題性を集めたキャラがいたという。

「トランスジェンダーの綾部りくを演じているさとうほなみです。バンド『ゲスの極み乙女。』にて超絶技巧と美貌を兼ね備えたドラマーとして人気を誇るさとう。実はアーティスト歴よりも女優歴のほうが長く、今回も難しい役を果敢にこなしています。自らトランスジェンダーであることをカミングアウトした第10話では、意を決した彼女が料理対決番組のスタジオに入ってくる場面がハイライトに。その堂々たる歩きっぷりには《涙が止まらない》と感動した視聴者も続出していました」(前出・テレビ誌ライター)

 実際、放送翌日には平手を5割ほど上回る検索回数を叩き出していたさとう。ネットニュースでも、りくがカミングアウトした場面が数多く取り上げられており、さとうほなみという女優をあらためて認識した視聴者も多かったはずだ。

主演の竹内涼真と綾瀬りく役のさとうほなみ。この二人が料理対決番組に挑んだシーンは実に見応えがあった。トップ画像ともに©テレビ朝日

 それに加えてベテラン女優の倍賞美津子も第10話では大きな存在感を発揮。とくに新のライバルである長屋茂(香川照之)を「もうろくじじいが!」と叱り飛ばす場面は大きな話題を呼び、検索回数でも平手や竹内の半分ほどではあるものの、大きく数字を伸ばしていたのである。

「一つのドラマでこれほど複数のキャラが脚光を浴びるケースはなかなかありません。もちろん原作の韓流ドラマ『梨泰院クラス』が優れた作品であることも人気の理由の一つですが、日本版の制作にあたって竹内や平手、そしてさとうや倍賞を充てたキャスティングの妙には賞賛を送りたいですね」(前出・テレビ誌ライター)

 9月15日放送の第11話からはいよいよ、新による長屋茂への復讐が本格化。クライマックスに向けて注目度も視聴率も大きく向上することは間違いなさそうだ。