記念すべき初ドラマ出演は、朝ドラだったということなのかもしれない。
9月15日放送のNHK連続テレビ小説「ちむどんどん」第114回では、同作でナレーションを務めるジョン・カビラがカメオ出演。沖縄そばを美味しそうにすする場面が話題となった。そのシーンにカビラの娘も登場していたのだから驚きだ。
今回はヒロインの青柳暢子(黒島結菜)が昭和54年(1979年)12月1日に、沖縄料理店の「ちむどんどん」を新装オープン。初日の客足こそ鈍かったものの、やがて評判を呼び、2週間後には満席になるほどの繁盛ぶりを見せていた。
新装オープン初日、最初に訪れた客の藤田(古舘寛治)は、初めて食べる沖縄そばに「これがそば?」と驚いていた。それでも味のほうはすっかり気に入った様子で、会社の上司と思しき人物を連れて再訪。「美味くて腰ぬかしますよ」と話しかけたスーツ姿の上司こそがカビラだったのである。
「カビラは祖父と孫娘らしき二人連れの客と相席に。その二人こそカビラの実父である川平朝清氏と、娘の川平羽夏さんだったのです。オープニング映像では3人の名前が『客』としてクレジットされていましたが、元アナウンサーで息子・カビラとの共演歴もある朝清氏はともかく、娘の羽夏さんについては一般人なこともあって名前が公にされたのはおそらく今回が初めて。もちろん人前に顔を出すのも初めてであり、《こんな娘さんがいたのか》と驚く視聴者も多かったことでしょう」(芸能ライター)
娘の羽夏さんについてはプロフィールなどが一切明かされていないが、かつてカビラが2006~2008年に長期休暇を取ってメルボルンに家族で移住した際には「娘が小学校に上がる前のタイミングが重なった」と語っていたことも。そうなると羽夏さんは2001年度生まれの可能性が高く、現在は21歳を迎える年ということになりそうだ。
今回の親子三代共演についてカビラ本人は「未来永劫、川平家の歴史に燦然と輝く機会です」と大層喜んでいる様子。羽夏さんにとっても朝ドラへの出演という貴重な機会は、人生に残る思い出となることだろう。そんなカメオ出演を巡って、こんな声もあがっているというのだ。
「羽夏さんは見ての通りの美人さん。ジョン・カビラの娘という肩書きがなくても、女優としてやっていけるポテンシャルを感じさせました。年齢的には大学3年にあたり、もう就職活動が始まっているころ。それゆえ今回の朝ドラ出演が、女優業に踏み出すきっかけになっている可能性もありえそうです。これで彼女が女優になったら、初出演が朝ドラだったという華々しいスタートを切ったことになりますね」(前出・芸能ライター)
祖父の朝清氏は元アナウンサーで、父親のカビラは大学卒業後にCBSソニーに就職していた。そう考えると羽夏さんがエンタメ業界を志望するのも自然な流れであり、企業への就職ではなく女優への道を歩み出しても不思議ではない。
もちろん、今回のカメオ出演が人生で一回こっきりのテレビ出演となり、今後は普通に就職する可能性もある。とは言え朝ドラ女優にふさわしい美貌やたたずまいを目の当たりにした視聴者が、新たな才能の登場に期待するのも無理のないところだろう。
※トップ画像はジョン・カビラ公式ツイッター(@JonKABIRAandCo)より。