その声には相当な嫌悪感が漂っていたようだ。
9月13日放送の「モヤモヤさまぁ~ず2」(テレビ東京系)では田中瞳アナが、「男性に指を舐められるシーン」であからさまに顔をしかめる場面があったという。
この日、田中アナとさまぁ~ずの一行は東京の国分寺と国立を散策。最初に入ったのは仏壇やお線香などを取り扱いつつ、店頭にはフィギュアなどが置かれているという新世代のハイブリッドな仏具店だった。
5年前にオープンした同店では店主の趣味でフィギュアや玩具類を置いていたところ、仏具店なのに子供が数多く来店するように。今では玩具を扱う雑貨店も兼ねており、店の公式サイトには「お子様の目を奪う商品もいろいろ!」との宣伝コピーが踊っている。
その店内で大竹と田中アナはポストカードらしき商品を発見。大竹が「これはアニメ?」と訊ねたカードにはアニメ調のキャラと大きな吹き出しが描かれており、自分でセリフを入れることができるという。店主によると、自分では言いづらいことなどを書いて送るとのことだ。
「ここで田中アナが『これどういうことなんですか!?』と詰問口調で取り上げたのは、男女が向かい合いつつ、男性が女性の指を舐めているというシュールな絵柄。女性は呆気にとられた表情を見せており、決してラブラブなシーンではなさそうです。大竹が『指をアレしちゃってますねえ』と評すると、田中アナは『ウィーッ!』と声ならぬ悲鳴をあげつつ、『こんなこと、あるんですか!』と絶叫気味に疑問を呈していました」(テレビ誌ライター)
女性の視点からはキモすぎるイラストに、呆気に取られていた様子の田中アナ。商品自体に罪はないものの、その内容を深掘りしすぎるとさすがにハラスメントになりかねない危険性をハラんでいた。
ただ、そこはベテラン芸人のさまぁ~ず。キモ要素を掘る方向ではなく、絵柄とミスマッチするセリフの滑稽さで場を盛り上げ、田中アナを笑わせたのだった。
「三村は『ここに「暑中お見舞い申し上げます」って書いたら…手紙で言えよ!』と、いかにも彼らしいツッコミ。これには田中アナも『アハハ!』と笑顔を見せていました。続いて大竹は、ベッドに横たわる女性の耳元に男性がささやいているという、これまたハラスメントすれすれのポストカードを手に取り、『暑中お見舞い申し上げます』のフレーズをお代わり。これには田中アナも『聞こえてないかもしれないです(笑)』と返すなど、すっかりさまぁ~ずのペースに乗せられていたのです」(前出・テレビ誌ライター)
これがほかの芸人だったら田中アナがドン引きしたままで終わっていた可能性もあり、取材先のお店に対しても失礼というもの。そんな危うい場面を笑いへと鮮やかに転換し、店主をはじめ全員を笑わせていたさまぁ~ず。田中アナが二人を信頼して身を任せるのも納得の実力を示してくれたようだ。