売れっ子のように見えて、その陰では常に悩みを抱えているようだ。
9月15日放送の「さしフワご相談ナイト」(フジテレビ系)では、指原莉乃とフワちゃんが数々のお悩みに答えることに。そのなかで指原が自らの悩みについて打ち明ける場面があった。
番組ではフジテレビのスタッフからも相談を募集。担当番組が急に終わった際の喪失感について「お二人は必要ないとされる瞬間が来たら…と考えたりしますか?」という質問がピックアップされた。
「その相談に指原は『毎日思う。必要ないとされる瞬間が来るんだろうなって』と答えていました。多数のレギュラー番組を抱える指原でさえ、そう思っていることを意外に感じた視聴者も多かったことでしょう。ただここで指原が口にした自己分析には納得させられましたね」(芸能ライター)
指原は、何歳までどうしているのかは分からないと語りつつ、自分もフワちゃんも「自分の“ロールモデル”いないじゃん」と指摘。これにはフワちゃんもすっかり納得していた様子だった。
「AKB48やHKT48で活躍し、アイドル卒業後はMC業に加えて『=LOVE』などアイドルのプロデュースでも活躍している指原。はた目には順風満帆なキャリアに見えますが、これまで同じような経歴をたどってきた芸能人がいないというのもまた事実です。それゆえ参考にする“ロールモデル”が存在せず、いざ現在の流れが止まってしまった時に、どうリカバリーしていけばいいかについても参考にできる前例がありません。それゆえ担当番組が終わる“喪失感”も大きいのではないでしょうか」(前出・芸能ライター)
指原とはまったく異なったキャリアの持ち主ながら、ロールモデルがいないという点はフワちゃんも一緒だ。だからこそ指原の考えも理解できるのだろう。
指原は喪失感があるからこそ、「できるかぎりこの場所を楽しもうって思ってここにいる」との気持ちで番組に臨んでいると説明。するとフワちゃんも「なくなることは別に当たり前だと思っている」と同調していた。
「その説明に『そう! ありがとう、そうだわ』と拍手しながら納得していた指原。フワちゃんは『あんた、スッキリするとお礼言うよね』と茶化していましたが、やはり同じような価値観を持つ者同士ゆえの共感は大きかったようです」(前出・芸能ライター)
HKT48在籍時には選抜総選挙で1位に輝いた指原だが、いまでは彼女がかつてアイドルだった時代を知らない若者も少なくない。そういった喪失感を乗り越えてきたことが、現在の活躍へと繋がっているのだろう。