先輩グループの高みに少しずつ近づいているようだ。
日向坂46の富田鈴花が、12月1日から放送されている首都高速のテレビCM「首都高リニューアルプロジェクト・高速大師橋リニューアル」に出演。美人アナさながらのヴィジュアルも相まって、話題性を高めているようだ。
同じ12月1日の深夜には、サッカーW杯1次リーグの「日本vsスペイン」が行われ、ABEMAの試合中継にはいまや日本一有名になったサッカーアイドルの日向坂46・影山優佳が出演。2対1の結果を完璧に予想し、ますますその地歩を固めている。
「サッカー好きのあいだではもはや知らぬ者のいない存在へと駆け上った影山。可愛らしいヴィジュアルに加え、現役選手や解説者すらもたじたじとさせる鋭い質問には、『彼女は本物』との評価が定着しています。そして富田も4~6月に情報番組『ラヴィット!』(TBS系)の水曜日レギュラーを務め、知名度が大きく向上。この二人が日向坂46の一般層における認知度を高めていることは確実でしょう」(アイドル誌ライター)
サッカーW杯を機に、全国区の知名度を獲得しつつある影山。そして富田も「ラヴィット!」では軽妙な食レポが評価されたほか、みずからスカイダイビングをしたいと提案して実際に飛んでみせるなど、アイドルらしからぬ身体を張った姿が評価されていたものだ。
その一方で、一般層の間では二人の認知度こそ高まったものの、「アイドルとしてどんな人なのか」はまだ浸透していない様子。ツイッターでも影山のサッカー愛に感心しつつ、<アイドルのほうはよく分からない>とのつぶやきも見受けられた。
とはいえ芸能人としては何より、存在を認知してもらうことが大切なのは言うまでもない。それを地でいっているのが、先輩グループ「乃木坂46」の山下美月だというのである。
「山下はアイドルファンなら知らぬ者のいないビッグネームですが、NHK連続テレビ小説『舞いあがれ!』に望月久留美役で登場した当初は、《このアイドル誰?》との声も少なくありませんでした。ところが回を追うにつれ、ビジュアル面はもちろん、達者な演技も評価されるようになり、今や《アイドルなのに》といった色眼鏡で見る視聴者はほぼいないことに。それと同じ道を、影山や富田も追随しているところではないでしょうか」(前出・アイドル誌ライター)
乃木坂46では白石麻衣や西野七瀬、生田絵梨花といったメンバーがドラマやミュージカルなどを活躍し、個人としての知名度を高めつつ、グループ自体の認知度も向上させていたもの。彼女たちが卒業した現在でも、その役目は山下らに受け継がれている。
その道を今度は、後輩グループの日向坂46が歩んでいる形だろうか。予選を突破したサッカー日本代表のように注目度を大きく高めている影山。そして首都高という公共性の高いテレビCMに出演を果たした富田。そんな二人がアイドルとしてはどんな活動をしているのかに興味を持つ人は、これからどんどん増えていくに違いないだろう。
※トップ画像は影山優佳公式インスタグラム(@kageyamayuka_official)より。