【舞いあがれ!】吉田学生にフェイルの危機?それとも真の脱落者は柏木学生か…

 一瞬の言葉に、肝を冷やした視聴者もいたことだろう。

 12月9日放送のNHK連続テレビ小説「舞いあがれ!」第50回では、本編終了後の次週予告にて、なんとも不穏な言葉が聞こえてきたという。

 それはヒロインの岩倉舞(福原遥)による「みんなで一緒に飛んでるから、私は強くなれてるんやなあって」とのつぶやきの背後で、同期の中澤学生が「吉田…」とうなだれた場面だ。その直前には矢野学生が涙をぬぐっており、まるで航空学校の退学(フェイル)が決まった吉田のことを、同期の二人が嘆いているようではないか。

 この場面に視聴者からは<まさかフェイルじゃないよね?><嫌だー!>といった声が続出。すでに同じA組からは水島学生(佐野弘樹)がソロフライトに進むことなくフェイルしていたが、まさかA組6人の中から二人目の脱落者が発生してしまうのだろうか。

「吉田がフェイルするとの心配は早計かもしれません。中澤も妻から離婚届が送られてきており、心が参っている可能性があります。それでフェイルしてしまった中澤に吉田が優しい声を掛け、感極まった中澤が『吉田…』とつぶやいた場面かもしれません。また矢野が『自分の人生を、世の中に決められたくない』と語る声も入っており、彼女がフェイルするという筋書きも十分にあり得ます」(テレビ誌ライター)

 航空学校のモデルとなっている航空大学校の退学率は1~4割程度と言われており、6人編成のA組では水島以外にフェイルする学生がいても不思議ではない。

 ドラマの組み立てとしても、人力飛行機サークルの「なにわバードマン編」では、部員11人全員が一致団結してスワン号を飛ばしていた。それに対して航空学校編ではすでに水島がフェイルしており、仲間が欠けていく過程を描くことで対比させている形だ。そうなればもう一人、フェイルする学生が出るのはむしろ必然なのかもしれない。

退学した水島を見送っていた5人。ここから次のフェイルが出るのか。トップ画像ともに©NHK

 その場合、離婚や母子家庭といった家庭の事情を抱える中澤や吉田のフェイルは、さほどのインパクトをもたらさないだろう。それに対して矢野は、舞にとって唯一の同性ということもあり、彼女がフェイルするなら大きな衝撃を呼びそうだ。

「それ以上のインパクトが確実なのはやはり、舞に『お前が好きだ』と告白した柏木学生(目黒蓮)のフェイルでしょう。その柏木は父親がパイロット、母親がCAというエリート航空一家の出身ですが、次週予告には彼がフェイルしかねない予兆が顕れていたのです」(前出・テレビ誌ライター)

 それはソロフライトを終えたであろう舞に近づいていき、おもむろに抱きしめたシーンだ。いくら訓練生同士が固い友情で結ばれていようとも、他の学生や教官が見守るなかで男子学生が女子学生を抱きしめるのが眉をひそめる行動なのは明らか。いくら舞のことが好きだとはいえ、訓練時間中に自分の気持ちをコントロールできないようであれば、多数の女性たちと一緒に仕事をする旅客機のパイロットには不適格ではないだろうか。

 果たして柏木は舞への恋心を抑えることができるのか。舞には幼馴染の貴司(赤楚衛二)と結ばれて欲しいと願う視聴者にとって、柏木の退場は期待通りなのかもしれない。