【舞いあがれ!】リストラ場面にまさかの設定ミス?パートさんの履歴書に不自然な箇所が!

 本作には似つかわしくないミスだったようだ。

 12月27日放送のNHK連続テレビ小説「舞いあがれ!」第62回では、売り上げ不振の続く株式会社IWAKURAがついに、リストラに踏み出す様子が描かれた。その際にまさかの設定ミスが映し出されたという。

 2008年に発生したリーマンショックの影響で、売り上げが激減したIWAKURA。信金への融資返済も滞っており、もはやリストラは不可避の状況だ。その対策として検品作業を担当するパートさん3人の首を切ることになった。

 ヒロイン岩倉舞(福原遥)の父親で、IWAKURAの社長を務める浩太(高橋克典)は、パートさんの履歴書を手にしながらため息をついていた。妻のめぐみ(永作博美)が「辞めてもらうの辛いけど、しゃあないねんて」と諭すなか、舞は自分も工場を手伝うと申し出る。

 岩倉家の苦境を示す場面となっていたが、ここで浩太が眺めていた履歴書に不自然な描写があったという。

「浩太が手にしていた履歴書は、パートさんが平成11年(1999年)3月に提出したもの。昭和19年(1944年)4月生まれの日高さんは満53歳となっていましたが、実際に計算すると満54歳になります。同様に1948年8月生まれの西口さんも履歴書では満51歳となっていますが、本来は満50歳のはず。細部にまで気を遣って制作されている『舞いあがれ!』にて、こういった些細なミスが連発するのは珍しいですね」(テレビ誌ライター)

パートさんの退社に伴い、検品作業を手伝うことになった舞。トップ画像ともに©NHK

 履歴書のように数字が並ぶ小道具では、その内容チェックは基本的な作業。そこでミスが発生したことに意外性を感じる視聴者もいたことだろう。というのも本作では様々なディテールにきっちりとこだわっているからだ。

 検品作業を担う西口(マエダユミ)、日高(林英世)、入江(那々實あぐり)の3人は、今回が初めて登場。しかし1999年入社であればけっこうな古参パートのはずで、これまで一度も登場していなかったのはいささか不自然にも感じられる。だがそこにはちゃんと理由があるという。

「かつては自宅の裏側に直結した工場のみだったIWAKURAですが、舞が浪花大学に入学した2004年には、従業員18名を抱える規模に成長していました。その時点で第二工場も稼働済み。おそらく検品作業は第二工場のほうで行われており、パートさんたちが物語に登場することもなかったのでしょう」(テレビ誌ライター)

 10月25日放送の第17回ではめぐみが、従業員の弁当を発注する場面があった。発注表には最古参社員である笠巻の名前を筆頭に、18人分の弁当を記載。名前の欄は途中で画面からハミ出ており、12人分の名前しか確認できなかったが、おそらくは隠れていた6人の中に西口、日高、入江らパートさんたちの名前が記載されていたのだろう。

 そのように細部にもしっかりとこだわって制作されている「舞い上がれ!」。それゆえ今回の履歴書における設定ミスは、あくまで例外的なものだと信じたいところだ。