鈴木絢音の著書発売は卒業フラグ?「むしろアイドル続行のサインでは」と期待の声も

 乃木坂46の鈴木絢音が3月7日に著書「言葉の海をさまよう」(幻冬舎)を発売することが明らかになった。内容は辞書を作る人々との対談集で、辞書への愛の深さで知られる鈴木ならではのテーマとなっている。

 多い時には3日で1~2冊の本を読むほど読書好きの鈴木は、2020年3月8日深夜放送の「乃木坂工事中」(テレビ東京)にて「新明解 国語辞典」の魅力を熱弁したエピソードが有名。それゆえ今回の著書にはファンも期待を寄せるなか、一部からこんな心配の声もあがっているという。

「1月7日に秋元真夏が卒業を発表したことにより、1期生は全員いなくなることに。そこにきて2期生唯一の生き残りである鈴木が著書発売を明かしたことは、このタイミングで卒業を発表するフラグなのではと危惧する人が少なくないのです。昨年7月に山崎怜奈が卒業したことで、2013年5月に加入した2期生は鈴木だけが残ることに。来たる5月には満10年となることから、いまが卒業の頃合いと判断するのもごく自然なことでしょう」(アイドル誌ライター)

本書は「小説幻冬」の連載をまとめたものとなる。「言葉の海をさまよう」公式ツイッター(@ayane_gentosha)より。

 女子アナのような清楚美人のルックスが持ち味の鈴木だが、在籍9年にして選抜回数は6回に留まっており、人気メンバーとは言い難かったのも否めないところ。なにしろ初選抜は加入5年目の21stシングル「ジコチューで行こう!」だったのである。

 昨年11月に発売された齋藤飛鳥の卒業シングル「ここにはないもの」では、自身初の福神メンバーに選出。これも見方によっては、卒業への花道が敷かれていたと考えることもできるだろう。

 だが一方では、むしろ鈴木はしばらくのあいだ乃木坂46に残り続けるとの観測もあるという。その理由として彼女自身が明かしたプライベート情報が見逃せないというのだ。

「鈴木は12月27日、通信制の大学に在学中の現役大学生であることをカミングアウト。この3月に卒業予定であることを明かしました。その際、大学生であることを隠していた理由として『学業を言い訳に、乃木坂46の活動を疎かにしていると思われてしまったら悲しいことだなと思』っていたと説明。もし今後すぐに卒業するのであれば、このタイミングで大学生であることを明かすのはむしろ逆効果だったはずです」(前出・アイドル誌ライター)

 同じ2期生で、乃木坂46在籍中に慶應義塾大学に現役合格していた山崎怜奈は、2020年3月に大学を卒業するも、そこから2年4カ月にわたってグループに在籍。その例にならうなら鈴木もあと2年半程度はアイドルを続けそうなものだ。

 それに加えて年齢面でも鈴木は、決して乃木坂46の最年長ではない。1999年3月生まれの彼女は3期生で副キャプテンの梅澤美波、4期生の田村真佑や弓木奈於とは同学年。しかも3期生では吉田綾乃クリスティーが3学年上で、佐藤楓も1学年上だ。それゆえ年齢面でグループに居づらいということもなさそうではないか。

「山崎怜奈が著書『歴史のじかん』を世に出したのは卒業する1年5カ月も前のこと。それゆえ鈴木も今年いっぱいはまだ現役で居続けるのではないでしょうか。むしろ大学を卒業することでグループの活動に割ける時間が増え、2023年は鈴木絢音覚醒の1年となる可能性も期待できます」(前出・アイドル誌ライター)

 昨年1月の舞台「六番目の小夜子」では主演を務めていた鈴木。大学を卒業する今年は舞台やドラマなど女優業でも活躍することに期待するファンも多いことだろう。

※トップ画像 撮影:新津保建秀