いつまでも見ていられるとはこのことか。よもや朝ドラでこんな有難い映像が映し出されるとは、ファンも良い意味で驚いていたようだ。
2月9日放送のNHK連続テレビ小説「舞いあがれ!」第90回では、大阪の福丸百貨店で開催される五島物産展を前に、長崎・五島から関係者が来阪。お好み焼うめづにて、歓迎会が開かれていた。
五島からは役場職員の浦信吾(鈴木浩介)のほか、船大工の木戸豪(哀川翔)、船大工見習いの浦一太(若林元太)、みじょカフェを経営する椿山さくら(長濱ねる)らが参加。物産展を担当する福丸百貨店の熊谷百花(尾本祐菜)や、ヒロイン舞(福原遥)の母親で五島出身のめぐみ(永作博美)も加わり、次々と杯が進んでいた。
「さくらは『お客様ざぁまに来るぞぉ!』と意気込みながらビールをグイ飲み。飲みっぷりを囃したてられるも酔いつぶれてしまい、一太に背負われて隣接する舞の実家に連れていかれました。舞の部屋に担ぎ込まれたさくらはベッドに寝せられることに。そこで舞と一太が話し込み始めたのです」(テレビ誌ライター)
福丸百貨店の百花に惚れている一太は、自分の気持ちを伝えるために物産展のスタッフに志願。「百花さん、ざぁまに素敵な人やもんねえ」と舞に打ち明けていた。
舞のほうも、一太と話すときの百花は嬉しそうだと指摘し、一太の恋をアシスト。恋バナに話が盛り上がるなか、一部の視聴者は二人の話がまったく耳に入ってこなかったというのである。
「舞と一太の会話中、画面の端にはさくらの寝顔が映り続けていました。時には横から、時には足元側からとバリエーションを変えつつ、延べ60秒以上も彼女の寝顔を楽しむことができたのです。そのシーンにさくらを演じる長濱のファンは大喜び。ファンならずともあれほどの美人の寝顔を長時間にわたって見続けられる機会はめったになく、この神アングルに視聴者は大喜びしていました」(前出・テレビ誌ライター)
長濱にしてみれば舞と一太が会話するシーンのあいだ、ベッドのなかで身じろぎもせず寝たふりをしていたことになる。それはそれでなかなかの苦行だが、まさかそれが視聴者を喜ばせる結果になるとは、思ってもみなかったのではないだろうか。