AKB48小栗有以もびっくり!名物プロデューサーのテレ東退社で冠番組はどうなる?

 その報せには視聴者も驚きを隠せなかったようだ。

 2月21日深夜放送の「AKB48、最近聞いたよね…」(テレビ東京系)では、雑誌ロケ中の小栗有以に番組プロデューサーの“ひろゆこ”こと高橋弘樹氏から手紙が届くことに。そこには「長い旅に出ます」と書かれており、小栗が「えっ、どっか行っちゃうんですか、ひろゆこさん?」とガチで驚くシーンがあった。その場面にAKBファンの視聴者もショックを受けているようだ。

 高橋氏は人気バラエティ番組「家、ついて行ってイイですか?」などを手掛けた実績で知られるテレビ東京の名物プロデューサー。2021年からはYouTubeチャンネル「日経テレ東大学」の企画・制作統括を務め、実業家のひろゆきを担ぎ出すなど、その剛腕ぶりは視聴者からも一目置かれていた。

 ところが2月10日に週刊文春が、3月末に「日経テレ大学」が終了するとスクープ。それに先立つ2月6日には高橋氏のテレ東退社も明らかになっており、AKBファンからは「『AKB48、最近聞いたよね…』はどうなるんだろう」と心配の声もあがっていたのである。

「その心配が今回の『長い旅に出ます』発言で的中してしまう形となりました。高橋氏が自ら担当していた番組公式ツイッターも前回放送の2月15日を最後に更新がストップ。どうやら番組制作から外れた可能性が高そうです。それもあって高橋氏の手腕に頼る部分の大きかった『AKB48、最近聞いたよね…』も今後の先行きが不明で、ファンの心配は高まるばかりです」(アイドル誌ライター)

 この「AKB48、最近聞いたよね…」は、2021年7月にスタートした「乃木坂に、越されました〜AKB48、色々あってテレ東からの大逆襲!〜」が、改題を続けながら放送されているもの。開始当初はAKB48にとって約2年ぶりの地上波冠番組として話題になったことに加え、MCにひろゆきを起用したことが大きく報じられ、AKB48の人気復活に大きく貢献していた。

 番組では企業や自治体との連携を進め、群馬県の山本一太知事や長野県の伊那市長といった自治体トップも出演。企業ではANAとタッグを組んで沖縄ロケを実現したほか、昨年6月に引き続いて今回もANAのCA制服をメンバーが着用してのMV撮影を実現していた。深夜番組としては異例の大型タイアップが続々と決まり、高橋氏の手腕ならではと評価されていたものだ。

ANAとのコラボなど大きな仕掛けで注目されていた。トップ画像ともに「AKB48、最近聞いたよね…」公式ツイッター(@akb48_tvtokyo)より。

「高橋氏は“ひろゆこ”として、声だけながら進行役として出演。高橋氏の存在あってこその番組になっています。その高橋氏が退社に伴って番組から外れれば、これまでのスタイルを維持することは不可能に。それどころか放送自体が3月で終了するとの観測も浮上しており、ファンも疑心暗鬼になっているところです」(前出・アイドル誌ライター)

 高橋氏からの手紙を受け取った時、小栗は「知らなかったです」と語っていた。どうやら当のAKB48メンバーにも知らされていなかった高橋氏の番組降板劇。果たして番組の行方はどうなるのか。いろんな意味で次回の放送には注目が集まることになりそうだ。