それ、一歩間違えたらヤバいやつ! そう身震いした視聴者もいたことだろう。
3月13日放送のNHK連続テレビ小説「舞いあがれ!」第112回では、投資家の岩倉悠人(横山裕)が妹夫婦の面前で、看護師の望月久留美(山下美月)に告白。久留美が受け入れたことで、交際が始まることとなった。
久留美はキャリアップのため、長崎の病院でフライトナースを目指すことに。試験にも合格し、いよいよ東大阪から長崎へと旅立つこととなった。ささやかな送別会が幼馴染夫婦である梅津舞(福原遥)と貴司(赤楚衛二)の自宅で開かれるなか、舞の兄でもある悠人が突如訪問。久留美に「俺と付き合わへんか」とストレートな言葉で告白したのである。
「なぜいま言うのかとすねる久留美に対し、悠人は『もうたまたま会われへんのやろ。じゃあ計画的に会うしかないやん』と告げました。お互い近所に住んでいることもあり、二人はこれまでもしょっちゅう飲んでは、久留美が仕事の愚痴などを悠人に相談していた様子。しかし悠人が発した『たまたま会う』という言葉を額面通りに受け取れない視聴者も少なくなかったのです」(女性誌ライター)
久留美は幼い時から東大阪に住んでおり、看護師として働く現在も変わらないはず。それに対して悠人は2001年に東京大学に入学して以降、2015年にインサイダー取引で有罪判決を受けるまでは東京に住み続けていた。
だが裁判の後、悠人は東大阪に舞い戻り、実家からほど近い場所で一人暮らしをすることに。だからといって家に寄り付くわけでもなく、大阪在住の投資家として生活していた。そんな生活のなか久留美とは「たまたま」会っていたというのだが、その言葉を素直に信じることはできないのではないだろうか。
「悠人が投資家を続けるなら東京在住のほうが都合が良いはず。それをあえて大阪に居を移したのは、久留美に惹かれての行動ではないでしょうか。しかも久留美は看護師なので、基本的には自宅と病院を往復する日々を送っており、悠人としてはいつでも『たまたま』を装って久留美との出会いを楽しむことができたわけです」(前出・女性誌ライター)
これで久留美が悠人に好意を抱いていなかったら、悠人の行動はほとんどストーカーだ。もし久留美が長崎に行かないのであれば、変わらずにたまたまデートを楽しみ続けていたのかもしれない。
今後は計画的に会うとのことだが、その場合も悠人のほうから長崎に足を運ぶのは確実。久留美を受け入れる病院側としては、大阪からしょっちゅう会いに来る彼氏がいることに驚かずにはいられないことだろう。