HKT48「バケツを被れ!」松岡はな・地頭江音々・江口心々華インタビュー「新しい自分になる時にいつかピンときそう」

松岡はな、江口心々華、地頭江音々

 HKT48の17thシングル「バケツを被れ!」が12月20日にリリースされる。本作では5期生の石橋颯と竹本くるみがWセンターとして初めてのセンターポジションを務めるほか、2022年5月加入の6期生からは初選抜の3人を含む計5名が選抜入りするなど、フレッシュな顔ぶれが印象的だ。

 asageiMUSEでは初選抜に選ばれた江口心々華に加え、チームKIVキャプテンの松岡はな、そして地頭江音々というチームKIVトリオにインタビュー。最新シングルへの想いに加えて、先輩二人から見た6期生の成長ぶりなどについて訊いた。

■江口心々華が初選抜よりも驚いたこととは?

――「バケツを被れ!」というタイトルを聞いた時の第一印象について教えて下さい。

江口心々華 すごくビックリしました。バケツを被ったことはないですし、歌詞を見た時には人それぞれに考察していただきたいなと感じました。インパクトが強いタイトルなので、皆さんにどんな曲なのか知っていただけそう。歌詞を見た時には、元気を与えてくれる曲だと思いました。

地頭江音々 「さくたべ」(桜、みんなで食べた=3rdシングル)とか、最近だと「ビーサンはなぜなくなるのか?」(15thシングル)に近いのかなという印象です。いまいち情景が思い浮かばないと言いますか、自分が経験してきた人生には思い当たるところがなくて、人生で何があったらバケツ被るかな?みたいな(笑)

インタビューに応じた松岡はな、江口心々華、地頭江音々

――歌詞を見た後ではいかがですか?

地頭江 歌詞を見たら、自分を塗り替えるじゃないですけど、新しい自分になる時に「バケツを被れ!ってこういうことだったのか」って、いつかピンときそうだなって。「バケツを被る」という言葉がインプットされた今は、近々きそうな気がします。

松岡はな 私は逆にあまりビックリしなかったというか、HKT48らしいなと思いました。「バグっていいじゃん」(9thシングル)ぶりの面白い題名だなと思って。このバケツは何を例えているのかなとか、ファンの方がどんなふうに反応してくれるのかがすごく楽しみです。

地頭江 バケツ売るんじゃないですかね、グッズで。

松岡 ぜひ! それを持ってコンサートを観てほしいです。

松岡はな:2000年1月19日生まれ、千葉県出身。現・チームKIVキャプテン

――江口さんは初選抜に選ばれたことと「バケツを被れ!」というタイトルの、どっちが驚きました?

江口 …バケツ。

松岡 ええっ!

地頭江 そうなの?

江口 違います違います! 同じぐらい衝撃でした(焦)。

地頭江 バケツがちょっとだけ、ね?(笑)

――それくらい「バケツ」っていうのはやっぱり印象的なんですね。

地頭江 最初は英語のことわざか何かなのかなと思って。いろいろ検索してみたんですけど何にもヒットしなかったので、歌詞をいただく前までは、本当にこれは何だろうって思いました。

松岡 ダンスでもバケツを使うことになって、さらに面白いなと思いました。「ビーサンはなぜなくなるのか」の時は、ビーサンを履かなかったんですよ。でも今回はバケツ持っちゃうんで。

地頭江 被ったりしちゃって。

松岡 より印象的になっていると思います。

地頭江音々:2000年9月27日生まれ、宮崎県出身。現・チームKIV

――ファンもみなさん、検索しているみたいですね。

地頭江 新しくバズってほしい。

松岡 確かにね、バケツアイドル!

地頭江 始まるかもしれないですね(笑)。

■江口は何をやらせてもどうにかなるっていう感じ

――今回、江口さんが初選抜に選ばれたということで、チームKIVで先輩のお二人は江口さんをどのように評価しているのかを伺いたいです。

松岡 とにかく真面目です。自分でパパパッといつの間にかやっちゃうタイプ。新しいポジションとか覚えるのはけっこう大変なんですけど、いろんな活動があるなか、いつのまにかポジションや振付を覚えて公演に出ていて。それぐらい淡々とこなしちゃうし、ありがたいですね、チームKIVにいてくれて。

江口 (松岡)はなさんは、たくさん助けてくださいますし、困っている時にもすごい声を掛けてくださったりする優しい先輩なので、そのはなさんがキャプテンのチームKIVに所属できて、すごく嬉しかったです。

江口心々華:2007年4月24日生まれ、長崎県出身。現・チームKIV

――いま江口さんが高1で、地頭江さんも加入した時は同じ高1でした。

地頭江 私の時とは周りからの信頼度が違いますね。何をやらせてもどうにかなるっていう感じで本当に安心感があります。チームKIVの一員として一緒にパフォーマンスすることに関してまったく心配がなくて。昇格した時には「獲ったどぉ!」みたいな。それに比べると私は焦り屋さんと言いますか、何をするにも心配で仕方がなかったですし、何もかも器用にこなせるわけではなかったので、彼女に関しては「何も言うことありません」って感じです。

松岡 (うなずきながら)本当に歌もダンスもできるので、心配ないですね。でも頑張りを周りに見せないのでそこが逆に心配です。

地頭江 本当にそれです。

――お二人からの評価はいかがですか。

江口 (地頭江)音々さんは私の憧れというか尊敬する方なので、音々さんに言っていただけて嬉しいです。器用にこなしているとか言ってくださいますが、そんなことはないんです! これからも頑張ります!

――前作の「君はもっとできる」では同じ6期生から井澤美優さんと最上奈那華さんが初選抜になり、井澤さんは今の江口さんと同じ高1でしたが、その時はどんな想いでしたか?

江口 スゴいなと思いましたし、納得しました。私も選抜に入ることが夢だったので「羨ましいな」とは思いましたが、近くで頑張っている井澤ちゃんを見ていて「選抜に入ってほしい」って思っていたので、正直に嬉しかったです。

――すぐ次の作品で今度は自分が選ばれて、井澤さんからはどんな声を掛けられましたか。

江口 「一緒に頑張ろうね」って言ってくれました。彼女はすごい優しくて、いろいろ周りを見ていますね。一緒にチームKIVに昇格して、6期生は二人だけだったんですけど私のことをすごい支えてくれて。私が年下だからなのかもしれませんが、お姉ちゃんしてくれるので支えてもらっています。

――先輩から見たエピソードが何かあれば。

松岡 MV撮影の時、早朝から撮影しているので途中で疲れちゃうじゃないですか。でも彼女はやっぱり若いので元気なんですよ。さんざん踊っているのに、途中でもダンスをTikTokで撮ってたりするんです。もう元気ありまくりで、それがスゴいなって思いますし、逆に自分は年を重ねたなって思いました(笑)

松岡はな

■私はみんなで頑張りたいなって思っています(松岡)

――今回の衣装でお気に入りのポイントを教えて下さい。

江口 一人一人デザインが違ったりするんですけど、フードがついているのがすごい可愛いなと思って。これ被れたりもするんです。

地頭江 フードも被っちゃいます。バケツも被ります(笑)。

――ちょっと「12秒」(5thシングル)の衣装に近い感じもします

松岡 そうですよね、似てますよね。もしかして12周年だから?

地頭江 えぇ、たまたまじゃない?

松岡 違うか。そうだね。

――12周年公演などもあって今忙しい時期ですが、そのなかで毎日欠かさないルーティーンや、こだわっていることは何かありますか。

松岡 私は早く寝て早く起きます。どんなに覚えることがあっても、やっぱ次の日に響いちゃうので、「もう明日の朝にしよう」って早く寝て、早く起きて覚えるようにしています。

江口 お笑い番組を見ながら寝ています。笑顔になれるじゃないですか。新作が出てないかなって毎日チェックするのが好きです。

地頭江 私ははなさんと逆で、自分が安心できるまで起きてるんです。午前2時とか3時とかになろうと、「明日どれくらいやるか分からないし、一旦やっとくか」って感じで。もともと夜型っていうのもあるんですけど、次の日に早く起きたくないので何時まででも一回やってみています。

――今年、矢吹奈子さんや運上弘菜さんが卒業し、田中美久さんも今回のシングルで卒業となるなか、今後のグループへの思いはいかがですか。

松岡 私はみんなで頑張りたいなって思っています。みんなにも支えてもらいつつ、先輩もまだいるので先輩に助けてもらいつつ、みんなで頑張れたらいいなって。

地頭江音々

■福岡以外の人にもっと知ってもらえたらいいな

――チームKIVのキャプテン発表から1年経ちましたが、心境の変化とかありましたか。

松岡 大事なことを言わないといけないな、っていうのが多くなって、「あー」(困り顔)ってなってます(苦笑)。でも本当に何もしてなくて、ただただメンバーみんなをせかせかさせたりします。準備の遅いメンバーがいると「はいはい動きましょう。何時までですよ」「みんな、あと10分だよ」って言うのを担当しています(笑)。

――地頭江さんから見て、キャプテンに就任した松岡さんはいかがですか?

地頭江 本人は何もしてないって言いますけど、私はそう思ったことないですね。みんな助けられてるというか、キャプテンについていってるっていう感じがすごいあります。それこそ「30分後に円陣するよ」とか。

松岡 早く着替えましょう、ってね。

地頭江 はなさんは元々TIIだったのに、KIVの曲を完璧に覚えてきているのが凄いです。いまのKIVにはこれまでKIVの曲を踊ったことがなかったり、初めてのメンバーも多いんですけど、はなさんは今日はどこが変わるとか、どういったことがあるっていうのを全部把握していて、みんなにアナウンスしてくれたりとか周りのこともすごい気を遣ってくださってますし、助けられてばかりです。

江口心々華

――今回のシングルが12月20日リリースということで、2024年の抱負や、今後のHKTについて聞かせてください。

地頭江 2023年は1st写真集が発売されたり、出演した映画(めんたいぴりり~パンジーの花)が公開になったりと、ファンのみなさんといろんな経験を共有できたので、来年はその経験を繋げられる年にできたらと思います。後輩もすごく増えてきてるし、その後輩たちもいろんなステージにステップアップしていくと思うので、その時に「こういうことがあったよ」と話せる1年になったらいいなと思います。

江口 2023年は昇格させていただいたり、選抜に選んでいただいたり、大きく変化した一年でした。環境も変わり、活動の幅も大きく広がったり、初めて経験することもたくさんあって、ありがたい一年でした。2024年はそれをどう活かせるか、自分のものにして、自分の魅力とかHKT48の良さを発信できるくらい大きくなれたらいいなって思います。

松岡 いろんな地方にも遠征して、福岡以外の方にもっと知ってもらえたらいいなと思います。そして一人一人しっかり輝けたらいいですし、みんなでもっともっとステップアップできたらいいですね。あと健康に。個人的には6期生に負けないぐらい元気に頑張りたいです。

地頭江 早寝早起きで!

松岡 頑張りたいと思います。

(取材協力:遠藤葵、渡邊遥菜、渡辺梨子/撮影:Issey Nakanishi)

【HKT48 17thシングル概要】

タイトル:バケツを被れ!
発売日:2023年12月20日
価格:通常盤TYPE-A(CD+DVD)1676円/通常盤TYPE-B(CD+DVD)1676円/劇場盤(CD)1047円

17thシングル「バケツを被れ!」選抜メンバー

【「バケツを被れ!」選抜メンバー】
秋井澤美優、石橋颯(センター)、市村愛里、伊藤優絵瑠(初選抜)、今村麻莉愛、江口心々華 (初選抜)、栗原紗英、竹本くるみ(センター)、田中美久、地頭江音々、豊永阿紀、松岡はな、最上奈那華、梁瀬鈴雅(初選抜)、山下エミリー、渋井美奈(初選抜)

「バケツを被れ!」TYPE-A

「バケツを被れ!」TYPE-B

「バケツを被れ!」劇場盤