10月11日に発売されたAKB48山内瑞葵の1st写真集『好きになる予感』(KADOKAWA)が好調だ。
10月23日には重版決定が伝えられ、それを記念したお渡し会が12月5日と12月10日に開催決定。元々のお渡し会はすでに東京と神戸にて開催済みで、11月16日には名古屋での開催も控えている。
asageiMUSEでは今回、1st写真集が話題沸騰の山内を直撃。タイ・プーケットで行われたロケ撮影の思い出を中心に、今回の写真集に懸ける想いなどを訊いた。
【山内瑞葵 プロフィール】
やまうちみずき。2001年9月20日、東京都生まれ。
2016年のAKB48第16期生オーディションに合格し、AKB48メンバーとして活動開始。2018年にAKB48の52枚目シングル『Teacher Teacher』で初選抜入りし、2020年には TDCホールにて、初のソロコンサート「AKB48 山内瑞葵ソロコンサート~“MY” Revolution~」を開催。57枚目シングル『失恋、ありがとう』では初のセンターを務め、最新の64枚目シングル『恋 詰んじゃった』(2024 年7月リリース)まで8作連続で選抜入りを果たしている。さらに、舞台「フラガール − dance for smile –」をはじめ多数の舞台にも出演。ヒップホップ、ジャズ、バレエ、タップなど様々なジャンルのダンススキルも習得しており、2023年にはテレビ番組の企画で本格的な社交ダンスにも挑戦。ずっきーの愛称で親しまれており、AKB48の中心メンバーとして活躍中。
◆以前に比べたら強くなれているんじゃないかなと思います
――プーケットを訪れたのは初めてだったそうですね。
山内 街の色味がカラフルで綺麗でした! 目が良くなった気がするくらいに景色が鮮やかで、こんな綺麗なビーチやプールで撮影できることが嬉しかったです。
――観光地として有名なパトンビーチでも撮影しています。
山内 ビーチで写真集っていうのは王道な感じがして、「写真集を撮っているんだな」という気持ちで撮影することができました。
――今回の1st写真集はファンの方たちもそうですが、山内さん自身もリリースが決まった時はさぞや嬉しかったのでは。
山内 AKB48にいるあいだの一つの目標でもあったので、嬉しかったです。ただこれまで水着グラビアをやってこなかったので「自分にそんなお話が来るのかな?」って思ったり、もし来たとしてもみんなが求めているような写真集になるのかなという不安もありました。
でも今年に入ってからファンの方から「写真集出してほしい」「写真集あったら見たい」というお声をたくさんいただくようになって、そのタイミングで今回のお話をいただいたので、出すなら今しかないと思いました。
――15歳でAKB48に加入して8年、まさに「待望」のタイミングと言えそうです。
山内 撮影した時は22歳でしたが、22歳って大人だけど大人すぎないというか、世間的には若いと言っていただける年齢で、まだ子供っぽさも残っていると思います。だから大人っぽい表情ももちろん、無邪気に笑っている姿だったりナチュラルな自分もたくさん詰め込んで、ギャップのある写真集にしたいなと思いました。
――ファンの方は楽しみにしていた一方で、山内さんが大人の女性になっていることに驚いた人もいたんじゃないでしょうか。
山内 本当に皆さんびっくりされたと思います。私も23歳になってもう大人ですし、私たち16期生も先輩になったり先輩方がたくさん卒業された時期でもあったので自分自身の責任感も強くなって、そこですごく大人になったと思います。前の自分より強くなった気がするし、自分が引っ張っていかなければという思いがより強くなった22歳でもあったので、以前に比べたら強くなれているんじゃないかなって思いますね。
――先行カットやパネル展での写真はすべて山内さん自身が選ばれたんですよね。
山内 最初に私がテーマを「これとこれとこれで」という感じで提案して、それに合わせてスタイリストさんが衣装を集めてくださいました。その衣装たちを全部フィッティングさせていただいて、本当にどれも可愛くて、すごくテーマにぴったりだなって嬉しかったです。
――たとえばどんなテーマがあるんでしょうか。
山内 彼女感とか彼シャツ風とか、あとは韓国風のキラキラファッションも用意していただきました。その衣装ではガラッと雰囲気を変えてメイクも濃くして、アイラインをしっかり引いたり付け爪も付けて、アクセサリーもじゃらじゃら付けました。
水着の写真集ではナチュラルな姿が多いと思うんですけど、私は普段、AKB48のメンバーとして衣装を着てヘアメイクもばっちりしてステージに立っています。そんな姿もこの1冊に詰め込んで、ナチュラルな自分とのギャップを楽しんでいただけるようにしました。
――アイスを食べているシーンから始まって、少しめくると水着になるという展開にはたしかにギャップを感じます。
山内 最初のところの水着が黄色なんです。そこのテーマは「ビタミンカラーで元気いっぱい!」な感じにしたかったのと、私のサイリウムカラーがピンクと黄色なので、ぴったりだなって思いました。
――後半では『右足エビデンス』をイメージさせる衣装だったり、ランジェリーカットもあって、ずいぶんと大胆なイメージです。
山内 私自身、写真集や水着グラビアの経験がないこともあって、フィッティングを2回させていただきました。そこで編集担当さんが「本当にやりたくない衣装なら全然大丈夫!」って私の意見をすごく聞いてくださって、寄り添っていただけたので、不安なく撮影に臨むことができました。
フィッティングでは女性のみなさん3人に見ていただいたんですが、ヒップをすごく褒めてくださって、「そう言っていただけるんだ!」って嬉しくなりましたね。
◆降る気配もないくらいに晴れてくれて、順調に全部撮影できました
――山内さんは子役経験もありますし、芸能経験の長さが度胸に繋がっていたりしますか。
山内 ステージに立っている間はもう無敵状態だと思っています。緊張することもありますけど、小さい時からステージに立ってるっていうのもあって、そこまで緊張はしないですね。だからロケでも着替えてすぐに「入ります!」という感じで、気づいたら撮影が始まっている感じでした。全体を通して緊張は一切なかったです。リラックスしてました。
――写真集の撮影に向けて意識したことや頑張ったことを教えてください。
山内 撮影が決まってからロケまで約1カ月ありました。その時期は毎日お仕事が入っていたので、ジムに行ったりもあまりできなかったんですが、お仕事の合間をぬって岩盤浴に行ったり、おうちでYouTubeを見ながら筋トレしたり、食事面では塩分を控えめにしてました。
ちょうどその1カ月間『恋 詰んじゃった』(64枚目シングル)のリリース期間で、夜にレッスンが入っていたりもしたので、とにかく消費しないと!と誰よりも踊ったりしてました。そういったお仕事やレッスンも体づくりに役立ちましたね。
――写真集の撮影を通して、自分のここが変わったなと思うことはありましたか。
山内 実は私…晴れ女になりました(笑)。これまではずっと雨女で、今回のプーケットもちょうど雨期だったんですけど、撮影の当日は全然降らなくて! 降る気配もないくらいに晴れてくれて、順調に全部撮影できたんです。撮影が終わってからの移動の時に雨が降ったので、すごくツイているなって思いました。
――お気に入りのカットを教えてください。
山内 正直、全部なんですけど(笑)、椅子に座っているカットがとくにお気に入りです。最初は普通に座っていたんですけど何かしたくなっちゃって、髪の毛を持って鼻に当てて、ヒゲみたいにおふざけしたカットを載せていただきました。素でおふざけしているカットはこれ1枚だけですし、楽しんでいる表情が見どころです。
――AKB48劇場も新しくなりますが、先輩になった山内さんはこれからどんな想いで活動されていきますか。
山内 劇場がリニューアルしたらたくさんの方に愛していただける場所にしたいです。新しいステージにたくさん立って、ファンの方と一緒にいろんな思い出を作って、最高の時間を共に過ごしていけたらと思います。私も今回の写真集を機にもっと大人になって、AKB48のメンバーとして新しい歴史を刻んでいきたいです!
(取材:渋谷のぞみ/撮影:Issey Nakanishi)
【書誌情報】
『AKB48 山内瑞葵 1st写真集 好きになる予感』
著者:山内瑞葵
撮影:You Ishii
定価:本体 3000 円+税
仕様:A4/128 ページ
ISBN:978-4-04-738077-6
発行:株式会社KADOKAWA
発売日:2024年10月11日(発売中)