【インタビュー】沖侑果2nd写真集は「自分のなかのこだわりを全部詰め込んだ作品」

　昨年4月にSTU48を卒業した沖侑果の2nd写真集『遊泳解禁』（KADOKAWA）が2月26日に発売。情報解禁時にAmazonランキングの第1位を獲得するなど話題の一冊となっている。

　本作はインドネシアのバリでロケを実施。南の島らしい景色のなか、秘書姿の衣装に身を包むなど沖ならではのこだわりが詰まっている点が見どころの一つだ。今回、写真集の発売に合わせて本人を直撃。本作に込めた想いや今後への展望などを訊いた。

【沖侑果プロフィール】
おきゆうか。1999年12月1日生まれ。岡山県出身。
2018年、AKB48グループドラフト会議にて史上最多となる5チームの指名競合を受け、STU48にドラフト3期生として加入。2023年には1st写真集『遊泳禁止』（玄光社刊）を発売。同年、STU48からの卒業を発表し、2024年に卒業。その後は舞台『楽園の女王』で主演を務めるなど舞台やドラマ、バラエティと幅広く活動をしている。特技はコンプライアンスを守ること。

アシンメトリーな衣装をさらりと着こなす沖侑果

◆今作はちょっとやりすぎちゃいましたみたいなところも

――1st写真集はYouTubeチャンネル内のドッキリで知らされましたが、今回はどんな経緯で知りましたか。

沖　マネージャーさんから口頭で教えてもらいました。2冊目をやりたいとずっと思っていましたが、叶うのが早すぎて「はやっ！」て思いましたね（1st写真集は2023年4月発売）。

――アイドル在籍時に出した前作と、アイドルを卒業してからの今作ではどんな違いがあるのでしょうか。

沖　私はフェチへのこだわりが強いタイプ。秘書の衣装でストッキングを履くんだったら絶対に破るよね、みたいな自分のなかのフェチズムを全部詰めこんだ感じです。そのせいかスタイリストさんが本当に大変そうでした。綺麗に見える被り方を模索してくださったんです。

――心構えの面ではどんな違いがありましたか。

沖　グループ在籍時の写真集は、アイドルとしてその時にできる範囲で最大限の作品ができたと思っています。今回はそういった制限がなくなったので、自分のやりたいアイデアがほぼ通って、ちょっとやりすぎちゃいましたみたいなところもあるかな（笑）

――何も身に着けていないように見えるカットもありますが、どの辺まで出すかどうかは自分で決めたんでしょうか。

沖　ここまで見せる・見せないとかはそんなに決めず、その日のバリのノリみたいに決めましたね。

――今回のロケが初めての海外とのことですが、驚いたことや印象的だったことは。

沖　文化がまったく違って、何をしていてもみんな気にしない感じでした。衣装を着てビーチに行っても、私より肌出しの面積が広い人も全然いましたね。国内で衣装を試着した時は「これを着て撮影かぁ」みたいに身構えていたんですけど、バリだったら全然浮かないんですよ。そこはスゴいなって思いました。

表紙は沖自身が選んだカットだ

◆こだわりの衣装は「嵐さんのデビュー作みたいに」

――今回の写真集を通して新たな自分の発見だったり、自分ってこうなんだって気づいたことはありますか。

沖　バリは本当に暑くて、こんなに長時間太陽の下にいることないってぐらい暑かったんです。海はもともとすごく好きだったわけじゃないんですけど、バリでは海に入った時が一番テンション上がって、「うわあ〜！」みたいな、久しぶりに大きい声が出ました。その時は、自分ってこんなにハシャげるタイプの人間なのかって思いましたね。

――体型管理で気を遣った点があれば教えてください。

沖　1st写真集の時にけっこう鍛えたので、腹筋がまだ残っていたんですよ。その腹筋を見せるポーズの研究を頑張りました。つま先立ちしたりとかしたらちょっと見えるんです。

――一番こだわった衣装はどれですか。

沖　透けている衣装の撮影が大変でした。ヘアメイクさんやカメラマンさんなどスタッフさん全員の力で透け感を見せつつ、大事なところは出さないようにするのが難しかったです。一番、ああでもないこうでもないって言いながら撮影していました。ちなみにこの衣装、嵐さんのデビュー作（A・RA・SHI）みたいにしてくださいと企画の段階でお願いしたものなんです。