フリーアナウンサーの加藤綾子が6月7日、前日に一般男性と入籍していたことを明らかにした。この発表を巡って、5月19日に星野源との結婚を発表した新垣結衣との違いに言及する声があがっているという。
加藤の結婚をテレビでいち早く報じたのは古巣のフジテレビ。4時55分からの「めざましテレビ全部見せ」の冒頭にて、軽部真一アナが「まずはこちら。速報です」と口火を切り、「めざましテレビの元メインキャスター、フリーアナウンサーの加藤綾子さんが結婚しました。加藤さんの直筆メッセージも届いております」と報告した。
続く「めざましテレビ」では6時36分からあらためて「速報!加藤綾子、結婚発表」と報道。こちらでは加藤の直筆メッセージを映し出したほか、軽部アナが前日に加藤からメールとLINEで連絡をもらっていたと明かし、「めざましで正式発表ということでよろしくお願いします、ということ」と語っていた。
「フジテレビのアナウンサーとして2008年に入局し、長年にわたって『めざましテレビ』のMCを担当していた加藤が、同番組での最速発表にこだわったのは当然でしょう。その点では新垣結衣の結婚を最初に報じたのが、星野と出会うきっかけとなったドラマ『逃げるは恥だが役に立つ』を放送したTBSの『Nスタ』だったのと同じ考え方だと言えます」(テレビ誌ライター)
アナウンサーにしても女優にしても、自分がお世話になったテレビ局を最優先するのは視聴者としても理解できるところ。ただ二人の結婚報道を比べると、ひとつ大きな違いがあるというのだ。
「新垣の結婚を『Nスタ』が速報として報じたのは16時10分。ネットではわずかに早い16時2分から記事が掲載され始めましたが、これはあくまで番組構成上の問題であり、新垣サイドがTBSを最優先していたのは明らかでしょう。それに対して加藤の結婚報道では4時55分スタートの『めざましテレビ全部見せ』に先立ち、4時ちょうどにはスポニチが第一報を配信。しかもフジテレビの系列であるサンケイスポーツでは5時ちょうどに記事を配信しており、TBS系のスポニチに大きく先を越されてしまった形です」(前出・テレビ誌ライター)
このように加藤の結婚は、スポニチのスクープでメディア業界に知れ渡ることとなった。「めざましテレビ」としては“テレビでは初”の体面こそ保たれたものの、スポニチ側としては「してやったり!」という会心の想いだったのではないだろうか。