6月5日に第8話が放送されたドラマ「コントが始まる」(日本テレビ系)にて、中浜つむぎ役を演じる古川琴音が見せたリクルートスーツ姿が<可愛い!>と評判になっている。
姉・里穂子(有村架純)の部屋に同居しながらスナックでアルバイトするつむぎ。これといった目標のなかった彼女だが、今回の第8話では<誰かを支えたい>との想いから芸能マネージャーへの道を歩き出すことに。本作では売れないコントトリオのマクベスと、その大ファンとなった里穂子を軸に物語が進んできたが、第8話ではつむぎがこの回の主役と言えるほどに活躍。もはやヒロインの里穂子をしのぐ勢いで視聴者の興味を惹きつけていた。
前回の第7話では前職の食品会社を退職し、ファミレスでアルバイトしている姉・里穂子が、再就職の面接に踏み出すことに。そして今回は、野球部のマネージャーだったころが人生で最も輝いていたという妹のつむぎが、あらためて“マネージャー”という天職に挑むべく、マクベスの所属する芸能事務所で面接を受ける様子が映し出されたのである。
「つむぎは髪を一つ結びにし、作中では初めてとなるスーツ姿を披露。それまでは自宅での普段着か、スナックで勤務中の姿しか見せていなかったこともあり、かっちりした服装の彼女に視聴者も釘付けとなっていました。そしてラストシーンでは、姉との同居を解消して出て行ったつむぎが、ファミレス勤務から早朝に帰宅する里穂子のためにたくさんの料理を作り置き。ちょっとした言い争いから冷戦中だった姉に感謝の置き手紙を残し、それを読んだ里穂子が泣きながら『つむぎ…美味しいよぉ…』と妹の手料理を食べる場面には《最後、泣いたわ》といった感想が続出していたのです」(前出・テレビ誌ライター)
第7話ではマクベス・瞬太(神木隆之介)とのキスシーンを披露し、その可愛らしさで同世代の視聴者を魅了していた古川。そして第8話の就職面接シーンでは、社会に飛び立とうとする娘を見守る親の気持ちを視聴者も味わっていたのではないだろうか。
「若い視聴者からの共感に加え、親世代の視聴者からも可愛がられるようになった彼女。この『コントが始まる』では《ついに見つかった!》と評価を高めていましたが、老若男女を問わずに可愛がられるキャラは今後、ドラマ業界で引く手あまたになるのは確実でしょう」(前出・テレビ誌ライター)
映画分野ではすでに、短編集の一篇で主役を務めた映画「偶然と想像」が今年のベルリン国際映画祭で審査員グランプリ賞(銀熊賞)に輝くという実績を持つ古川。いろんな役柄を自在に演じられることから“カメレオン女優”との呼び声も高い彼女だが、今回の「コントが始まる」では正統派女優としての評価も高まっているに違いないだろう。
※トップ画像は古川琴音公式インスタグラム(@harp_tone)より。