出版業界に衝撃のニュースだ。女子中高生向けのティーン誌「Seventeen」(集英社)が、9月1日発売の10月号を最後に月刊発行を終了。今後は8月に開設予定の公式サイトを軸に、デジタルをメインとする新体制に移行するとしている。
「2022年3月以降は年に3~4冊を発行するとしていますが、業界では事実上の休刊とみなされています。雑誌がデジタル化する場合、紙での発行をやめて電子書籍に移行する例もありますが、『Seventeen』はそのスタイルを採らず、デジタルメディアへと移行していくのでしょう。そこで読者が最も気にしているのは、22人に及ぶ専属モデルの今後です」(業界関係者)
同誌の専属モデルにはNHK連続テレビ小説「おかえりモネ」でヒロインを務める清原果耶、映画「あなたの番です 劇場版」にも出演する大友花恋、ドラマ「お茶にごす。」(テレビ東京系)でダブルヒロインを務める久間田琳加など、女優としても活躍しているメンバーが少なくない。そしてアイドル好きの間では、坂道グループメンバーの去就に注目が集まっているという。
「乃木坂46の久保史緒里は2017年9月号から、日向坂46の小坂菜緒は2018年7月号から専属モデルを務めており、今年2月発売の3月号では“坂道姉妹”としての初表紙を飾ったばかりです。坂道グループがファッション誌の専属モデルを数多く輩出するなか、『Seventeen』はメンバーと読者層の年齢層が近いことから、本人たちにもファンにとっても憧れの存在。その『Seventeen』が月刊発行を終えることで、久保と小坂が今後も専属モデルを続けていくのか、気になってしょうがないファンが続出しているのです」(前出・業界関係者)
二人のファンからは<こさかなと久保ちゃん目当てで読んでいたのに…><もう毎月見られなくなるのか><えっ、今後どうするの!?>などと、悲鳴さながらに困惑する声が続出。それに加えて、現在発売中の「Seventeen 7月号」の表紙が小坂なことについて<よりによってアイドルが表紙の時に休刊を発表しなくても>という嘆きも聞こえてくるようだ。
「6月29日に発売される小坂の1st写真集『君は誰?』の版元が集英社なのは、彼女がSeventeen専属モデルであることと無縁ではないでしょう。実際、YouTubeのSeventeenチャンネルでは、小坂によるカウントダウン動画も配信しています。それゆえ今回の休刊を巡っては、今後のYouTube動画も本数が減ってしまうのではとファンが心配しているのです」(前出・業界関係者)
ファンとしては8月に始動するSeventeen公式サイトにて、久保と小坂のコンビが活躍することに期待したいところだろう。