小芝風花、ドタバタコメディなのにずっと観ていられるコメディエンヌの才能!

 小芝風花と中島健人がダブル主演する“初恋すれ違い”ラブストーリードラマ「彼女はキレイだった」(フジテレビ系)が7月6日にスタート。前クールに放送された「大豆田とわ子と三人の元夫」の初回放送とまったく同じとなる視聴率7.6%で幕を開けた。

「本作は、子供のころは美少女だったヒロインの佐藤愛が、28歳で入社した出版社にて小学校の同級生だった長谷部宗介と再会を果たすという物語。かつておデブちゃんだった宗介はイケメンかつNY帰りの敏腕編集者となっており、一方の愛は成長と共に父親寄りとなった容姿に自信を持てなくなっていました。そんなネガティブマインドの持ち主である愛を、小芝が持ち前の演技力でコミカルに演じているのが見どころのひとつです」(テレビ誌ライター)

 仕事にも容姿にも自身の持てない愛だが、同窓会サイトで連絡先を見つけたという宗介からメールがあり、17年ぶりの再会を果たすことに。しかし宗介がイケメンに成長した姿を知った愛は、親友で美人の梨沙(佐久間由衣)を身代わりに立て、幼いころの思い出を美しいままに終わらせようとしていた。

まとまらない髪にダサい服装。こんな姿を嫌味なく演じられるのも小芝が美人な証拠だろう。ドラマ「彼女はキレイだった」公式インスタグラム(@kanokire.tue21)より。

「本作は2015年に韓国で大ヒットを飛ばしたドラマのリメイク。とんでもシーン連発が当たり前という韓流ラブコメディの要素そのままに、二人の乗り込んだエレベーターが止まったり、意味もなく宗介から壁ドンされるなど、ご都合主義すぎる展開は見ているほうが恥ずかしくなるほどです。ところがそんなドタバタ劇が意外にもずっと観ていられるのは、ひとえに小芝風花の類まれなる演技力の賜物。すでにコメディエンヌとしての才能を評価されている小芝ですが、不美人に扮して変顔連発の本作ではその本領が開花。視聴者からも《演技に感情移入しすぎた》《ノーマークだったのに面白い!》と絶賛の声が続出しています」(前出・テレビ誌ライター)

 それに加えて、絵に描いたような嫌味にあふれる宗介のキャラを、わざとらしいほどのクールさで演じている中島も、ドラマ好きからの支持を受けているようだ。そんな中島と小芝の二人が見せるドタバタラブコメは果たしてハッピーエンドに終わるのか。これから小芝がどこまで美しく変わっていくのかにも、視聴差の興味は尽きないようだ。