指原莉乃も知らなかった、紅白歌合戦で謎の取材が行われる理由!

 NHK紅白歌合戦に出場する歌手は、内容が表に出ることのない取材を受けていた? AKB48やHKT48のメンバーとして何度も紅白の舞台に立った経験を持つ指原莉乃も、その取材が行われる理由を知らなかったという。

 7月7日放送の「今夜くらべてみました」(日本テレビ系)では「フリーアナ戦略 2021」と題し、セント・フォース所属の人気女性アナ6人が出演。ここで元NHKの神田愛花アナが、ラジオ実況で関わった紅白歌合戦の裏側について語る一幕があった。

 2008年と2009年の2回にわたってラジオ実況を担当した神田アナは、「テレビの音声を活かしながら、合間合間で出場歌手のみなさんの動き、表情、衣装を3秒、5秒、7秒とかでポンポンと打っていく」と説明。小林幸子の衣装を紹介するのが本当に大変だったとコボしつつ、本番前には3日間寝ずに、全出場者分の実況を考えると明かしていた。

「ここでMCの徳井義実が、出場歌手が本番でどう動くのかを知っておく必要があるのではと問うと、神田アナは『紅白では出場歌手のみなさんがテレビのMCとラジオのMCそれぞれに全員面接する時間がある』との裏話を披露。MCの指原も『ありますあります』と反応していました。その際に衣装の狙いや歌への意気込みなどを取材し、本番でのコメントにしていくという作業があるそうです」(芸能ライター)

NHK在局当時の神田愛花アナ。ラジオ実況用の取材をこなしていたという。

 その取材について指原は「不思議な空間。ほかの番組には絶対ない」と説明。さらに続けて「不思議でした。それが(テレビ放送の)MCに取り込まれることはないんですよ。番組内で使われることはないんです」と語っていたのである。

「紅白では3日間にわたってリハーサルが開催され、その際にほとんどの出場歌手がメディアによる取材を受けるのが恒例行事。それに加えて、実況アナなどMC陣による取材も別に存在しているのは知りませんでした。しかも何度となくその取材を受けている指原さえ、その内容がラジオ実況に使われるため、何のために取材があるのかを理解していなかったのは驚き。彼女はいずれ紅白の司会もしてみたいと語っていたこともありますが、その際には自らAKB48に取材することになるのかもしれません」(前出・芸能ライター)

 ともあれ紅白歌合戦がどれほどの規模で制作・放送されているのかには、驚かざるを得ないところだろう。