一強時代はまだまだ続く?“育ちすぎた”乃木坂46がそれでもトップに居続けるワケ

 7月6日に新番組「乃木坂に、越されました〜AKB48、色々あってテレ東からの大逆襲!〜」(テレビ東京系)が始まったことで、改めてアイドル界における乃木坂46の人気ぶりがクローズアップされている。

 AKB48の「公式ライバル」として2011年に誕生した乃木坂46は、姉妹グループの櫻坂46、日向坂46と共に昨年の「第71回NHK紅白歌合戦」に出演。いずれも人気グループであることは間違いないなか、乃木坂46が群を抜いた人気を誇ることはアイドルファンの意見が一致するところだろう。

「『乃木坂に~』の番組内でも指摘されていたように、乃木坂46といえば圧倒的なビジュアルが強み。アンダー(選抜落ち)メンバーですら他のアイドルグループなら、センターレベルのルックスと言っても過言ではない。国宝級の顔面もさることながらスタイルも抜群です。メンバーの多くは有名ファッション誌の専属モデルを務めており、それが“凛として清楚”という乃木坂46ブランドとして人気のベースになっています」(アイドル誌ライター)

乃木坂46の最新シングル「ごめんねFingers crossed」では4期生の遠藤さくらがセンターを務めている。

 ただアイドルファンには一般的に、推しメンやグループ全体を成長させたいという育成願望があるもの。にもかかわらず、“育ちすぎた”乃木坂46にいまだ多くのファンが熱狂するのはなぜなのだろうか。

「その大きな要因は、新たに加入するメンバーのレベルが高いこと。山下美月や久保史緒里らの3期生、そして遠藤さくらや筒井あやめら4期生のビジュアルやキャラクターは、先輩である1期生や2期生を超えるほどです。それゆえファンとしては3期生・4期生を“1・2期生を超えるまで成長させたい”という新しい育成願望を抱くことに。メンバーがほどよく成長したころに新たなオーディションが開催され、また新しく育成させたいメンバーが生まれる構造はまるで“沼”のようです。最近は4期生がかなり選抜や福神に選ばれるようになっており、コロナ禍の収束後には5期生オーディションが告知されるのではとの噂も出初めています」(アイドル誌編集者)

 8月22日で結成10周年を迎える乃木坂46。このまま一強時代が続くことになるのだろうか。