禁断の「夏目三久イジリ」はダウンタウンDXだからこそできた?

 まさか夏目三久アナをこんなにもイジる場面が見られるなんて! 7月15日放送の「ダウンタウンDX」(日本テレビ系)で繰り広げられた会話に、視聴者や業界関係者が驚いていたようだ。

 この日はフリーアナ6人が勢ぞろいし、局アナから転身した現在についてトーク。ここで「ちょっと嫉妬してしまう女性アナウンサー」がテーマになると、元フジテレビの大島由香里アナは「同期なんですけど」と前置きしたうえで、「最近話題になった夏目三久さん」とその名前をあげたのである。

 大島アナは夏目アナについて「9月で全部仕事辞めるって聞いて、『全部その後の仕事私やりたい!』って思うくらい」と羨ましさを全開に。さらに続けて「なんで求められているのに全部辞めちゃうの!? というその決断はすごいけど」と、芸能界引退を公言している夏目アナに対する嫉妬心を露わにしていた。

 ここでダウンタウン浜田が「結婚というのもあるんじゃないですか?」と問うと、大島は「相手、有吉(弘行)さんですから」と夫の実名を挙げ、「生活もね今後困ることもなく、逆に仕事を悠々と気持ちに余裕をもってできる」と指摘。さらには夏目アナに対して「私は自分が働かないと子供育てられないという身なので、ガンガン働きたいから」と敵対心を見せ、これにはダウンタウン松本も「だんだん笑えなくなってきた」と茶々を入れていたのである。

先輩の中村仁美アナ(右)と共に「ダウンタウンDX」に出演した元フジテレビの大島由香里アナ。「ダウンタウンDX」公式インスタグラム(@downtowndx)より。

「この場面で何が驚いたかって、夏目アナのことを夫・有吉の名前を挙げながらイジっていたこと。大物芸人と人気女子アナの大型カップルとあって、二人の結婚については話題にするのも憚られるというアンタッチャブル感がテレビ業界にあふれるなか、ここまで赤裸々に嫉妬心を露わにしたことにはびっくりしました。大島アナとしてはフィギュアスケート選手との離婚を経て、4歳の娘を育てるシングルマザーという立場から夏目アナに嫉妬心を持つのも理解できますが、その発言を隠すことなく放送した番組側に対する驚きも隠せません」(テレビ業界関係者)

 関係者も驚かせた今回の嫉妬エピソード。他の番組では考えられない内容だというのだが、なぜ今回は夏目アナの話題をそのまま放送できたのだろうか。

「一つには夏目アナが元日本テレビの局アナだったということ。『ダウンタウンDX』は系列局の読売テレビが制作していますが、大枠では仲間内という意識があるはずです。そして夫の有吉に対しても、お笑い界の大御所であるダウンタウンなら気を遣う必要がないことから、気兼ねせずに名前を出すことができたんでしょうね。逆に言えばこのトーンで有吉・夏目夫妻をイジれる番組は、この『ダウンタウンDX』をおいて他にはないかもしれません」(前出・テレビ業界関係者)

 ともあれフリーの女子アナたちから見れば、夏目アナがすぱっと芸能界を引退できることは相当羨ましく映っているようだ。