放送中のドラマ「八月は夜のバッティングセンターで。」(テレビ東京系)で連続ドラマ初主演を果たした若手女優の関水渚が、注目度を高めている。
第40回ホリプロタレントスカウトキャラバン出身の関水は昨年、映画「コンフィデンスマンJP プリンセス編」に出演。主人公ダー子(長澤まさみ)の弟子としてチームに新加入する姿が可愛らしいと評判を呼んでいた。
「映画公開時は知名度の低かった関水ですが、エキゾチックな顔付きが《広瀬すずにそっくり》《いやアリス似だろう》と評判になり、話題性を高めることに。そんな美人顔に加えて、高校時代には野球部のマネージャーを務めていたことからスコアブックを付けることができ、それが今回の連ドラ初主演で決め手の一つになったのかもしれません」(テレビ誌ライター)
7月14日放送の第2話では、恋に悩める広告会社社員の役で堀田茜がゲスト出演。本作は関水と仲村トオルのダブル主演作で、堀田など知名度の高いゲストが週替わりで出演するところが見どころとなっている。そんな関水の初主演作が、なんとも「怪作」になっているというのだ。
「バッティングセンターを舞台にした本作は、夏休みのアルバイトに来た女子校生の舞(関水)と、バットのスイングを見ればその人の悩みが分かるという元プロ野球選手(仲村)が、様々な悩みを持つ女性たちを解決に導いていくという内容。この設定だけでもなかなかトンデモですが、バッティングをしに来た女性たちに関水や仲村が当たり前のように話しかけ、相手の悩みにズカズカと踏み込んでいく様は、観ているほうがハラハラするほどです。野球にたとえた人生論で悩みが解決していく様は、《んなことあるか~!》とおいでやす小田ばりに叫びたくなるほど強引な展開ながら、なぜか惹きこまれてしまうという謎の魅力にあふれています」(前出・テレビ誌ライター)
関係者によると日程や移動が厳しく、相当過酷なロケだったそうだが、そのなかで関水は常ににこやかにスタッフに接していたという。そんな「八月の~」が彼女の出世作になるのか、それとも黒歴史になるのかは、今後の関水の成長に掛かっているのかもしれない。