意外なところで彼女の底力が発揮されていたようだ。
民放公式ポータルサイトの「TVer」が発表した「2021年4-6月番組再生数ランキング」にて、川口春奈の主演ドラマ「着飾る恋には理由があって」(TBS系)が全体の2位に入る健闘ぶりを見せている。
同ランキングの1位には北川景子主演の「リコカツ」(TBS系)が輝き、4月期の最高視聴率をマークした話題のドラマ「ドラゴン桜」は意外にも3位に留まることに。この結果には女性視聴者の動向が大きく影響しているという。
「TVerによると、4位に入った石原さとみ主演『恋はDeepに』(日本テレビ系)を含む恋愛ドラマでは35〜49歳のF2層を中心に、F1層(20〜34歳)からF3層(50歳以上)までが7割以上を占め、幅広い年代の女性層に視聴されたそうです。それに対して『ドラゴン桜』では男女各層が平均して視聴。つまり川口春奈のランキングを押し上げたのは女性視聴者からの支持だったことになります」(女性誌ライター)
ちなみに視聴率に関しては「リコカツ」が平均9.0%で、「着飾る恋」は平均8.0%。同15.0%をマークした「ドラゴン桜」に比べるとずいぶんと見劣りする数字となっているようだが。
「川口はこれまで主演ドラマがことごとくコケてしまい、『低視聴率女王』というありがたくない呼び名が広まることに。今回の『着飾る恋』でも横浜流星や向井理といった人気のイケメン俳優を並べたわりには視聴率が爆死したとの批判もありました。それが実際にはTVerを用いたタイムシフト視聴が多かったことが分かり、しかも女性層からの支持が厚かったことで《実は意外に数字を持っている》ことを証明する形に。女性視聴者は購買層としても有力で、テレビ局が重視するCMスポンサーの獲得に向けて、今回のランキングは絶好の材料となったことでしょう」(前出・女性誌ライター)
低視聴率ドラマが多いわりには女性誌の表紙やテレビCMでは引っ張りだこだった川口。これまでは数字に表れづらいところで、その人気ぶりを発揮していたのかもしれない。