【@JAM EXPO 2日目レポート】=LOVEと≠MEの姉妹グループが見せた全力パフォーマンス!

 アイドル夏フェスの「@JAM EXPO 2020-2021」が8月27~29日の3日間にわたって神奈川・横浜アリーナで開催された。

 万全な感染対策のもと2年ぶりの有観客ライブとなった今回、2日目には指原莉乃がプロデュースする「=LOVE」(通称イコラブ)と「≠ME」(通称ノイミー)が登場。2年前の「@JAM EXPO 2019」で初の姉妹グループ共演を果たした2組が、今回も同日に同じステージでパフォーマンスを披露した。そのライブを女子大生ライターの目線でレポートする。

■ひまわりのようにキラキラしていた「=LOVE」

 お決まりの「Overture」が流れると会場からは手拍子が。熱気づいた会場に最新シングルで着用しているレモンカラーと白を基調とした可愛らしい衣装を着た11人が登場しました。

 最初に披露したのは、出演3日前の8月25日にリリースされたばかりの9thシングル「ウィークエンドシトロン」。フワちゃんがラップパートを作詞したことでも話題です。この曲ではメンバー自身がイスを動かしながらパフォーマンス。他のメンバーとぶつからないように動線を確保しながらイスを動かす振付は難易度が高そうに感じます。

 そんな曲をリリース直後にもかかわらず、不安な表情ひとつ見せずイスを操り、時にはその上に立って堂々とソロパートを歌いあげる姿は安定感が満点でした。イエローとピンクの照明に照らされながら元気いっぱいに踊る彼女たちは、まるで太陽の日を浴びるひまわりのようにキラキラしていました。

華やかな黄色衣装で登場した=LOVE。

 直後のMCでは「配信の皆さん、こんにちは!」とカメラに向かって手を振る姿も。画面越しに観覧するファンとの交流も大切にしようというメンバーの配慮が感じられました。

 メンバーが首にタオルをかけたところで、次に披露したのは「Oh!Darling」。アップテンポなメロディが流れると、客席の私たちもリズムに合わせて自然と身体が弾んでしまいます。ファンのサイリウムとメンバーとの一体感が生まれ、楽しさ全開の楽曲でした

 首にかけていたタオルをメンバーがブンブン振り回し始めると、会場全体が一体感に包まれることに。端のポジションながら全力でタオルを振っていた瀧脇笙古さんは、誰よりも大きな動きと全力スマイルでパフォーマンスし、ステージからハケる際にも深々と礼をしていたのが印象的でした。

タオル全開で会場は盛り上がった。

 3曲目は季節感ばっちりの夏曲「「君と私の歌」」。センター野口衣織さんの楽しそうな笑顔と安定した歌声がファンを魅了します。ステージの両袖で踊りながら投げキッスやウインクでレスを送ると、ファンも幸せそうな表情に。サビの振り付けがキャッチーなので、振りコピを楽しむファンも多かったようです。

 続く「青春”サブリミナル”」では、ソロパートを各メンバーが自分らしく歌いあげて個性をアピールしつつ、ユニゾンパートでは全員の動きがピッタリと揃うことで一体感を醸し出す姿が印象的でした。アウトロではメンバーが客席に向かってポーズを決めて静止する振りがあり、そこで何人かのメンバーが客席後方に向かって手を振る姿はライブならではのパフォーマンスだと感じました。

 同曲では佐々木舞香さんと野口衣織さんの歌の安定感、そして表現力の高さに驚き、さすが声優アイドルだなと感動。そして齊藤なぎささんの「その答えはイコールラブ♪」パートの表現がとても印象的でした

 最後の曲は最新シングルのカップリング曲である「夏祭り恋慕う」。有観客のライブでは初披露ということで、曲フリでは客席から大きな歓声が。センター佐々木舞香さんのキラキラな笑顔と儚い表情の使い分けが、透き通るような歌声と合わさって、この曲の切ない世界観に惹き込まれました。

 間奏には佐々木さんと野口さんが抱き合って唇を重ねる振りがあり、二人の表現力に思わず息を呑むことに。ジャンプが多い曲にもかかわらず、誰一人としてダンスのキレや声量が落ちない点にメンバーのプロ意識を感じさせられました。

佐々木と野口の抱擁に観客席から歓声があがった。

■≠MEはコールの代わりにファンと手拍子でやり取り

 ≠MEのライブはメジャー1stシングル「君はこの夏、恋をする」でスタート。Dance ver.のMVで着用していた、爽やかな水色のセーラー衣装が目にも鮮烈です。

 曲中ではサイド側の観客席にもレスを送る姿が印象的で、より多くの人に想いを届けたいという意識を感じました。ダンスでは落ちサビで見せるV字の隊列が揃っていて感動。360°どこを向いていても笑顔なところにプロ意識を感じました。

水色衣装でイコラブとの対比を見せた≠ME。

 2曲目は一番最初に配信リリースされた「≠ME」。この曲では振りコピをしているファンが多かったです。冨田菜々風さんが歌う落ちサビのソロパートはいつも通りに力強く安定。そして櫻井ももさんのカメラに向かってのウインクには女子の私も打ち抜かれました。アウトロはいつもだとピラミッド型の体型になるところ、この日は横一列に並んで踊ることに。@JAM EXPOの広いステージを存分に使った演出だったと思います。

 次の曲ではタオルを手にしたメンバーがステージ袖に展開。夏らしさ全開の歌詞が楽しい「クルクルかき氷」です。タオルを持っていないファンもペンライトで応え、会場に一体感が生まれていました。また、コールができないなかでも観客が楽しめるよう、メンバーと観客が交互にリズムに合わせて手拍子をする働きかけが良かったです。

 4曲目はキャッチ―な振りが印象的な「てゆーか、みるてんって何?」。イントロで歓声があがり、曲中ではやはり振りコピをするファンが多かったです。

広いステージを目いっぱい使ったのパフォーマンス。

 そしてラストは「自分賛歌」を披露。そろそろ疲れているところもジャンプの高さが高く、しかも揃っていたのはさすが。小柄な永田詩央里さんや落合希来里さんが全身を大きく使って踊り、全力でアピールしている姿がとても印象的でした。「誰よりも頑張る君のこと ギュッと抱きしめる♪」という歌詞には私自身<明日からもまた頑張ろう!>とエールをもらいました。

 最後は蟹沢萌子さんが「今日のステージで少しでも気になったり好きになってもらえたら嬉しいです」と挨拶し、全員で深々とお辞儀。この日もまた、≠MEのファンが増えたのではないでしょうか。

ノイミーは華やいだ印象を残していった。

 両グループとも、最後まで疲れを一切感じさせない全力パフォーマンスのなか、ひとつひとつの歌詞に合わせて表情を変えていったり、会場のファンと目を合わせてウインクやお手振りでアピールし、表現力豊かに楽曲を表現しているのが印象的でした。そんな姿からは楽曲と出会ったとき「この部分はこう表現しよう」「この歌詞はどういうことを伝えたいのかな」と考え、向き合っている姿が目に浮かびました。

(小栗あおい、川上理子)