【@JAM EXPO 3日目レポート】ももクロやハロプロ勢にアリーナ全体が熱狂!

 8月27~29日の3日間にわたって神奈川・横浜アリーナで開催されたアイドル夏フェスの「@JAM EXPO 2020-2021」。万全な感染対策のもと、最終日の29日には「ももいろクローバーZ」や「ハロプロ」勢が出演した。

 夏の終わりを惜しむかのように、会場に集ったファンに向けて熱いパフォーマンスを展開してくれた彼女たち。そのライブの模様を女子大生ライターの目線でレポートする。

■ももいろクローバーZ

 3日目の大トリを務めたのは「ももいろクローバーZ」の4人。百田夏菜子さんが新型コロナ感染から、佐々木彩夏さんが右末梢性顔面神経麻痺による入院からの復活を果たし、久しぶりに4人揃ってのステージとなりました。
 
 Overtureに続いてそれぞれのメンバーカラーをあしらったパンツスーツに身を包んだ4人がステージに現れ、「DNA狂騒曲」「MOON PRIDE」「GODSPEED」「クローバーとダイヤモンド」「天国のでたらめ」「走れ!」の計6曲を披露しました。

 メンバーがペンライトを手に取る場面では、高城れにさんだけ<ペンライトを忘れた>と言って、交通整理に使う誘導棒を手にするお茶目な様子も。イメージカラーが紫の彼女が真っ赤な誘導棒を振る姿は会場の注目を集めていました。

 ステージからは会場全体に手を振ったり、左右に伸びる花道を大胆に使ったりと、ファン全員にアピール。ライブ配信のカメラにも積極的に映ろうとする様子からは、観ている人みんなに楽しんでもらいたいというアイドルとしての気概を感じることができました。

ももいろクローバーZ

■佐々木彩夏ソロステージ

 ラベンダー色のワンピースを身にまとって登場した佐々木さんは、1曲目に「だって あーりんなんだもーん☆」を披露。先月末~今月頭に右末梢性顔面神経麻痺のため入院していた彼女にとって、今回の@JAM EXPOは復活の場となりました。

 1曲目の終了後に「ご心配ご迷惑お掛けして申し訳ございませんでした」とコメントすると、復活を待ちわびていたファンから自然と拍手が沸き起こり、佐々木さんも笑顔に。MCの後は「ハッピー♡スイート♡バースデー!」と「あーりんは反抗期!」を続けて披露し、歌詞に合わせた表情や仕草とともに魅力的に歌い上げていました。

 会場で観ていたニッポン放送の吉田尚記アナは、ライブ後に「さすがに一曲目は緊張してたみたいだけど、やっぱり!!最後はもういつものあーりん、でした」とツイート。そんな吉田アナのほかにも佐々木さん復活の喜びや感動を共有するツイートが相次ぎ、ライブ後には「あーりん」がツイッターでトレンド入りしたのでありました。

佐々木彩夏

■高城れにソロステージ

 ショッキングピンク色のミニ丈スカートに、自身のメンバーカラーである紫色のベルトという可愛らしい衣装でパイナップルステージに登場した高城さん。すると会場は紫色のサイリウムで包まれました。

 今回のステージでは8月18日にリリースした自身初のソロアルバム「れにちゃんWORLD」から「spart!」と「SKY HIGH」、そして2017年のソロシングルから「一緒に」の3曲を披露です。

 ここでもサイリウムを忘れるというハプニング演出があり、「横浜アリーナの警備員さんから貸してもらいました」という誘導灯を振る姿はまさに「れにちゃんWORLD」全開。MCでは「多分この@JAMでは私が最年長(28歳)なのでは」と語っていましたが、実際にはPrediaや寺嶋由芙さんなど30代のアイドルも珍しくなく、そんな勘違いもれにちゃんならではです。

 そのMCでは「会話できないところがちょっと寂しいところではあるんですけど、みなさんのパワーをしっかりと受け止めながらライブ盛り上がっていきたいと思います!」との思いを伝え、会場からは大きな拍手が。「今日はいろんなステージでいろんなアイドルさんを観れて私は幸せです」と語った高城さんは、ももクロに会いたいとツイートしていた後輩アイドルについても触れ、「同じアイドル同士なのに憧れてくれているとか、好きでいてくれてるっていうのを聞くと凄く嬉しいし、まだまだ頑張りたいなと思いました」と、感謝と愛の言葉を口にしていました。

 自身のソロアルバムについては「素敵な楽曲、みんなに届けたい楽曲がたくさん詰まっているので楽しんで欲しいと思います」とアピール。最後に披露した「SKY HIGH」はアップテンポの明るく夏らしい曲で、キャッチーで可愛らしい振り付けのダンスパートでは、笑顔で歌う高城れにさんと一緒に踊るファンの姿がとても印象的でした。

 どの瞬間を切り取っても、キラキラした最高の笑顔が弾けていた高城れにさん。今回披露された3曲に私自身も凄く元気をもらえました。

高城れにソロアルバム「れにちゃんWORLD」

■ハロプロ研修生ユニット

 ハロプロ勢のなかで最初に登場したのは、フレッシュさをイメージさせる明るいオレンジの衣装が印象的な「ハロプロ研修生ユニット」。

 1曲目には、先輩グループの楽曲「念には念」(こぶしファクトリー)のカバーを披露。曲のカッコよさが際立つ力強い歌い方やダンスパフォーマンスが印象的で、まだデビュー前だというのですからレベルの高さには驚かされます。

 自己紹介をはさんで2曲目には、ハロプロ研修生ユニットの新曲「Go Your Way」を披露。天井に向けて高く指をさす振付が印象的で、ここからさらに高みを目指して成長し、レベルアップしていくという期待で胸がいっぱいになりました。3曲目には、9月29日に発売される3枚目のアルバムに収録される予定の「ミステイク」を披露。3曲を通してポテンシャルの高さを示したハロプロ研修生ユニットの今後は要注目です。

ハロプロ研修生ユニット

■BEYOOOOONDS

 活動4年目の「BEYOOOOONDS」は、緑と黒を基調とした衣装に身を包んで登場。よく見ると衣装のディテールが一人ずつ異なっており、各々の衣装からもメンバーの個性が見て取れるようになっています。

 ステージでは「激辛LOVE」「Now Now Ningen」「恋愛奉行」「こんなハズジャナカッター!」「フレフレ・エブリデイ」の計5曲を披露。そのうち4曲が今年リリースと、比較的新しい曲が多いセットリストでした。

「Now Now Ningen」はポップな曲調ながら歌詞にはコロナ禍も絡めており、聴く者の心に響くものが。最後の掛け合いパートでは今回、感染予防ルール徹底のためにファンとのコール&レスポンスは叶わなかったものの、いつか実現する日が来るという希望や元気をもらえるような力強いパフォーマンスとなっていました。

 曲間のMCでは、緊張のあまり自己紹介を言い間違えるメンバーもいて、歌唱中に見せる滑舌の良さとのギャップがまた魅力的だったのではないでしょうか。

BEYOOOOONDS

■つばきファクトリー

 ハロプロ勢のラストに登場したのは「つばきファクトリー」。白のトップスに紫のフリルスカートという揃いの衣装がとても可愛らしいです。メジャーデビュー曲の「初恋サンライズ」に始まり、「笑って」「気高く咲き誇れ!」「マサユメ」「純情cm」「今夜だけ浮かれたかった」と畳みかけ、ラストは5月にリリースされた「愛は今、愛を求めてる」の計7曲を披露。

 6曲目の「今夜だけ浮かれたかった」は、夏ならではの複雑な女ゴコロを歌った曲で、聴いているとMVでの浴衣姿のメンバーが目に浮かぶような、夏の終わりにぴったりの選曲でした。今年は各地での花火大会やお祭りも中止になっているからこそ、彼女たちが歌うこれまでの夏の恋がせつなく感じられるたのです。

 そのつばきファクトリーは現在、先月加入したばかりの新メンバー4人を加えた12人体制に。今回のステージで新メンバーは自己紹介のみの出演となり、ライブ後に更新された新メンバーの公式ブログでは、舞台袖から先輩のパフォーマンスを見ていたと告白。次は自分もパフォーマンスがしたいといった意気込みを語っていました。今後、12人体制でのパフォーマンスを観るのが楽しみです。

つばきファクトリー

 3日間開催のラストを飾る「グランドフィナーレ」では、テーマソングの「夢の砂」を歌唱する@JAM ALLSTARS 2021のメンバー5人以外は全員、マスクを着用したままステージに登場。最後まで感染予防対策を施したうえで、夏の終わりをファンと共有していた。

 10月30日にはCS日テレプラスにて、「ストロベリーステージ完全版スペシャル」を18時間連続でオンエアすることが発表。そして2022年1月2日と3日は、年始の風物詩となりつつある冬フェス「New Year Premium Party 2002」の開催も決定。新型コロナ禍が早く収まり、自由に声援を送れる日が来ることが待ち望まれる。

グランドフィナーレでは、ストロベリーステージのテレビ放送が発表された。

(児玉瑞歩、山内香味)