佐藤栞里、「TOKYO MER」の女優業ブレイクで長寿番組からの卒業が迫る!?

 9月12日に放送されたドラマ「TOKYO MER ~走る緊急救命室~」(TBS系)の最終回が、視聴率19.5%をマーク。シリーズ最高の数字で有終の美を飾った。

 平均視聴率は13.6%となり、前クールの「ドラゴン桜」がマークした14.8%には及ばない結果に。ただ計3話が東京五輪の影響を被ったことを考慮すると、今年のドラマでトップクラスの数字を残したと言えそうだ。

「本ドラマでは多くの出演者がその演技力を高く評価されることに。鈴木亮平や賀来賢人、菜々緒など物語のメインとなる緊急救命チーム『TOKYO MER』のメンバーはもちろん、赤塚都知事(石田ゆり子)と白金厚労相(渡辺真起子)のさや当ても見ごたえがありました。そのなかでも最も話題を呼んだ一人が、本作が連続ドラマへの初レギュラー出演となった喜多見涼香役の佐藤栞里だったことは、多くの人も納得できるところではないでしょうか」(テレビ誌ライター)

 その涼香(佐藤)は前週の第10話にて、テロリストの仕掛けた爆弾により死亡するという衝撃の展開に。続く最終回ではすでに亡くなっているにもかかわらず、数多くの回想シーンに登場。終盤の「TOKYO MER正式発足記念式典」の場面では遺影として式典の様子を見守る姿が視聴者の涙を誘っていた。

「TOKYO MER」では入院中の子供たちを支えるNPOのスタッフを好演。トップ画像ともに佐藤栞里公式インスタグラム(@satoshiori727)より。

 放送前は演技力を危ぶむ声もあった佐藤。しかしふたを開けてみればその笑顔と自然な振る舞いで視聴者を魅了し、第4話では「誰の妹だと思っているんですか!」との啖呵を切ってみせるなど、喜怒哀楽のいずれにも対応できることを示してみせた。そんな佐藤を巡って業界ではこんな噂が持ち上がっているという。

「佐藤の代表作と言えば、総合司会を務める情報番組『王様のブランチ』(TBS系)が真っ先にあがるところ。9月11日の放送では『TOKYO MER』から鈴木亮平と賀来賢人がVTR出演する場面もありました。その『王様のブランチ』で佐藤は5年目を迎えていますが、今回の女優チャレンジが成功したことで、同番組からの卒業がいよいよ迫ってきたと予想する声が高まっているのです」(前出・テレビ誌ライター)

 佐藤は「王様のブランチ」で6人目の女性司会者。過去最短は五代目の新川優愛で1年半の短さだったが、三代目の優香は9年にわたって総合司会を務めあげてきた。そうなると5年目の佐藤はまだまだ勇退の声がかかる時期ではないようにも思えるのだが…。

「勇退の基準としてもうひとつ注目したいのが年齢です。二代目のさとう珠緒は30歳で、そして優香は31歳で次にバトンタッチしています。そうなると7月に31歳になった佐藤もそろそろ次のステップに進む時期と言えそう。しかも今回の女優業開眼で、今後はドラマ界から次々と声が掛かることになるでしょう。そう考えると総合司会歴が満5年となる来年の3月末にも『王様のブランチ卒業』が有り得るのではないでしょうか」(前出・テレビ誌ライター)

 ドラマはもちろん映画からも引く手あまたとなりそうな佐藤。数年後には人々が彼女のことを「女優:佐藤栞里」として認識している可能性も十分にありそうだ。