元乃木坂46・大園桃子、アパレルブランドのオープンに篠田麻里子を思い出すファンも

 ファンとしては応援したい気持ちが強いだろうが、果たしてどう転ぶのか!? 9月4日をもって乃木坂46から卒業し、芸能界引退も宣言していた大園桃子が9月13日、アパレルブランド「philme」(フィルム)を10月上旬にオープンすることを発表した。

 大園は乃木坂時代から使用していたインスタグラムの公式アカウントを現在も運用。22歳の誕生日を迎えた同日に「この度、philme (フィルム)という、アパレルブランドを10月上旬にオープンします」と報告だ。

 続けてブランド開設に至った経緯を説明し、コロナ禍における自粛期間中に「自分の好きなお洋服を1から作ってみたい」という夢を持ったことや、グループの卒業を前向きに考え始めたことなどを明かしていた。

 同ブランドへの関わり方については「これからは、表に出るお仕事はせず、ファッション関係の頼れるお姉様方のお力をお借りしながら、ひっそりと素敵なお洋服を作れるように頑張っていきたいと思っています」とコメント。自身が表舞台に出ることはせず、洋服の制作業務に専念していくようだ。なおインスタグラムは今後もゆるく更新していくとのこと。

新ブランドのインスタではブランド名をアピール。「philme」公式インスタグラム(@philme_official)より。

 新しい道に踏み出すのは喜ばしいことだが、卒業から10日足らずの急展開には当然、ファンも驚きを隠せないでいるようだ。

「2016年に3期生として乃木坂46に加入した大園。加入当初のライブではMCの際にガチガチに緊張して泣き出してしまったり、冠番組『乃木坂工事中』(テレビ東京系)でMCのバナナマンに初めて挨拶に行った時には緊張で気絶してしまったりと、周囲が心配してしまうほどでした。そこから5年間にわたってアイドル活動を続けてきましたが、彼女自身は大分無理をしてアイドルを続けていたと卒業時には話していたものです。そんな大園ですから卒業後は地元の鹿児島に帰るなり、完全に一般人に戻るものと大半のファンは思っていたでしょう。それがまさかアパレルブランドを立ち上げるとはビックリです」(アイドル誌ライター)

 ファンからは大園の新たな夢を応援する声が寄せられているものの、一部のファンからは<桃子、大丈夫かな…><周りの大人に上手く言いくるめられたのかな?>といった心配の声も寄せられている。あどけなさや業界に染まっていない田舎の娘感が魅力だった大園ゆえ、親目線のファンも多いようだ。しかもなかには<麻里子様の二の舞にならなきゃいいけど…>との声もあがっているという。

「アイドルのアパレルブランド立ち上げと言えば、真っ先に思い浮かぶのが2012年にファッションブランド『ricori』を立ち上げた元AKB48の篠田麻里子でしょう。しかし同ブランドは立ち上げからわずか1年で消滅。アイドル時代にいくら人気があったからといって、成功するわけではないという先例となりました。大園のブランドではまだ詳細が明らかになっていませんが、篠田の場合は同世代女性向けの商品に絞っていましたので、そのあたりをリサーチしているかどうかが気になるところです」(エンタメ誌ライター)

 次世代メンバーと期待されながら、思い切ってアイドルからファッション業界に飛び込んだ大園の挑戦がどのように転ぶか、目が離せない。

(田中康)

※トップ画像は大園桃子公式インスタグラム(@o.momoko_official)より。