「有吉反省会」後継の特番で切り捨てられていた女性タレントとは!

 やはり彼女は画面から消えてしまったのか。視聴者はそんな残念な思いを抱いていたようだ。

 9月29日に放送された特番「有吉×怪物」(日本テレビ系)は有吉弘行がMCを務め、様々な業界で“怪物”と呼ばれる人物を紹介するドキュメンタリー形式のバラエティ番組。この日は60年超に渡って活躍する映画界の背景画家、東京五輪やレディー・ガガに衣装を提供したファッションデザイナー、ジャニー喜多川氏にも認められていた編曲家といった“怪物”たちが登場していた。

 スタジオには博多大吉、バカリズム、大久保佳代子、友近、そして指原莉乃らが出演。どうにも見慣れた感じのメンツだが、それもそのはず。この「有吉×怪物」は9月25日に最終回を迎えたバラエティ番組「有吉反省会」(同)とまったく同じ体制で制作されていたのである。

「なにしろ両番組はプロデューサーや演出が同じ人ですし、制作会社も3社ともまったく一緒。それに加えてスタジオの作りもほとんど同一で、有吉とゲストが豪華な椅子に向かい合わせで座るという絵面も共通していました。そもそも『有吉反省会』が終了した際に『有吉×怪物』のパネラー陣が発表された時点で、視聴者からは《メンバーがそのまま》という声が出ていましたからね」(テレビ誌ライター)

MCの有吉とパネラーのバカリズムや指原という見慣れた組み合わせだ。©日本テレビ

 もっともテレビ業界では、一つの番組が終わってもタイトルを替えただけでほとんど同じ後番組が始まるのはよくある話。今回の「有吉×怪物」についても、「有吉反省会」を衣替えするためのトライアル番組ではとの声も少なくない。ただその衣替えに際して、切り捨てられた出演者がいたというのである。

「番組の冒頭で有吉は『ちゃんとした番組っぽいですねえ』と苦笑い。その言葉にバカリズムが『僕らじゃないです!』と場違いぶりをアピールすれば、大久保佳代子は『居心地悪い!』、友近も『緊張しちゃう』と同調していました。ここで有吉が、ナレーターを俳優の松重豊が担当していると明かすと、指原莉乃は『すごすぎる!』と驚がく。するとここで博多大吉が『てっきり、ぱいぱいでか美に会えると思って来たから』との感想を口にしていたのです」(前出・テレビ誌ライター)

 前番組の「有吉反省会」では“レギュラー反省人”という肩書きで、タレントでアイドルのぱいぱいでか美や作家の岩井志麻子が出演。大吉やバカリズムらの“反省見届け人”とは別の立場で、毎回登場する“一流芸能人”たちの反省にリアクションしていたものだ。

「有吉反省会」に引き続いて出演の友近、大久保佳代子、博多大吉。©日本テレビ

「今回の番組が『有吉反省会』のリニューアルなのであれば、レギュラー反省人もそのまま続けて出演しそうなもの。ただ番組の内容がおちゃらけ風のバラエティから一転して真面目なヒューマンドキュメンタリー風に様変わりしたことから、ガヤ的な役割だったぱいぱいでか美らは用済みだと判断されたのかもしれません」(前出・テレビ誌ライター)

 当のぱいぱいでか美は「有吉反省会」の9月11日放送回で「私これからどうやって生きていけばいいですか?」との悩みを吐露していたほか、「別名を作るべきじゃないか」との改名案にも言及。実際、所属事務所側でも改名プランは何度となく浮上しているという。果たしてでか美は本当に改名するのか。視聴者としても実に気になるところではないだろうか。