一瞬だけ垣間見えた異変に気付くあたり、売れっ子芸人の観察眼はすさまじく鋭いようだ。
10月3日深夜放送の「日向坂で会いましょう」(テレビ東京系)では、メンバーが競馬を模した競技に挑み、その勝者を予想する「メンバー愛が強いのは誰だ!秋のG1日向坂ダービー」を開催。第1レースでは10メートルの足ツボマットを“けんけんぱ”で駆け抜ける「足ツボけんけんぱ賞」が行われた。
「足ツボマットは日向坂46ではおなじみのアイテム。早歩き競争や早押しクイズの障害物に使われるなど、ほとんどのメンバーが洗礼を受けています。この日は加藤史帆があまりの痛さに悶絶したり、東村芽依が『できませ~ん』と泣きを入れるなど、それぞれの足ツボリアクションを見せていました」(アイドル誌ライター)
そんななか、富田鈴花が足ツボマットとは関係のないところでMCオードリーの注目を浴びることとなった。
出走メンバーは全員水色の運動着姿で、ボトムスには足首まで覆うズボンを着用。その格好で富田が緊張からかズボンをぎゅっとつかんだ瞬間に、若林が思わず声をあげたという。
「若林は鋭い目つきで『足首が傷だらけですよ』と指摘。すると富田はしゃがみ込んで『見ないで~、見ないで~』と恥ずかしそうにしていました。その傷について渡邉美穂が『毎回靴下を脱いだり履いたりするときに、ガッって(爪が)引っかかっちゃうんですよ』と解説すると、若林は『爪で!?』と驚がく。常識外れのおっちょこちょいぶりにオードリーも視聴者も驚いていたようです」(前出・アイドル誌ライター)
ただ、富田の足首が見えたのはほんの一瞬のこと。それもせいぜいくるぶしの高さまでズボンの裾がまくりあがった程度に過ぎず、その刹那に目ざとく傷跡を見つけた若林の観察眼たるや、まさに鵜の目鷹の目だったのではないだろうか。
「若林は両眼の視力が0.1と視力が悪く、普段はコンタクトレンズを装着。その状況で足首の傷に気づいたのですから、尋常ならざる観察眼で富田の様子をチェックしていたようです。逆に言えば日向坂46のメンバーはいつも、若林からそれだけ注目されているということ。今回のエピソードを富田のおっちょこちょい話に留めず、『自分はいつも見られている』との意識づけをできるかどうかで、各メンバーのアイドルとしての今後が決まってくるのかもしれません」(前出・アイドル誌ライター)
アイドル番組の成功にはMCの果たす役割が大きいもの。若林の観察眼に見守られている日向坂46のメンバーは、相当に恵まれた環境にいるようだ。