フワちゃんが「冒険少年」の高所ダイブで見せつけたバラエティ魂!

 そのど根性ぶりには視聴者も圧倒されたに違いなさそうだ。

 10月25日に放送された「アイ・アム・冒険少年」(TBS系)では<脱出山SP>と題して、フワちゃんとウエンツ瑛士、パンサー尾形の3人が5キロの山道をいかに早く踏破するかを競うことに。ウエンツと尾形がゴール地点に打ち上げられる花火を目印に進みだしたのに対して、フワちゃんはなぜか反対方向の山頂を目指したのである。

 彼女の狙いは、山頂を越えた反対側にある川を下ること。険しい山道で男性二人と体力勝負をするよりも、「脱出島」での経験を活かせるイカダでの川下りをチョイスしたのである。だがその道中は山道に負けず劣らずの厳しさだったという。

「まずはイカダ作りに挑んだフワちゃん。現場の標高ではお目当ての竹が育たないことから、まずは流木集めからスタートです。その様子はいかにも手慣れていましたが、中空の竹に比べると木は相当重く、一般女性では流木集めの段階で体力を消耗していたはず。そして完成した流木いかだで川下りを始めますが、最初から両脚が水中に没した体勢で漕ぎ始めたのも驚きです。それなりに温かい海水とは異なり、山中の川は昼間でも10℃程度と水温は相当に低め。そんな酷な環境をまったく感じさせない元気な姿には、彼女のバラエティ魂を見せつけられた思いです」(芸能ライター)

フワちゃんの肩書きは「脱出島の女王」だ。トップ画像ともに「アイ・アム・冒険少年」公式ツイッター(@boukenshounen1)より。

 漕ぎだしてすぐ「川のイカダ怖い!」と叫んだフワちゃん。海上とは異なり、川の流れで強制的に進路が決まるため、急流や岩場といった危険なスポットを避けるのが難しいのである。序盤ではさっそく大きな岩に接触するも、ナレーションは<岩にぶつかってもイカダの安定感は抜群>と何事もないかのように進行。これも体力に自信のあるフワちゃんに対する制作サイドからの信頼感の表れだろう。

 しばらく下っていくと、入り組んだ岩が複雑な流れを生む“デンジャラスエリア”に遭遇。激流にもまれたイカダは破損し「イカダ壊れた~!」と絶叫だ。さらに白波だらけの流れに翻弄され「痛い!」「流されてる!」と叫ぶ場面には、スタジオ出演者も「これはヤバいって!」とガチで心配する声をあげていた。

「《もはやなす術なし》という悠長なナレーションとは裏腹に、ライフジャケットを付けた上体以外はほぼ沈没状態で流されていくフワちゃん。行き先のコントロールができるはずもなく、顔にもバシャバシャと水が掛かりまくっていましたが、そのままロケを続行していたのはやはり彼女の体力と根性のなせる技でしょう。正直、他のバラエティタレントにはとても真似できない厳しい現場だったことは間違いありません」(前出・芸能ライター)

 一歩間違えば相当危険な状態だったにもかかわらず、急流を脱すると「流されてる時の私、向井康二とまったく同じ顔」とおどける余裕を見せたフワちゃん。夜を迎えてパンサー尾形と合流すると、リンボーダンス対決で華麗な反りを披露するなど、まだまだ体力十分なところをアピールだ。さらには竹を切って即席の楽器を作り、番組スタッフと一緒に演奏する場面も。昼間にあれだけ肉体を酷使したはずなのに、無尽蔵な体力には驚かされるばかりだ。

この調子で急流に翻弄され続けたフワちゃん。「アイ・アム・冒険少年」公式ツイッター(@boukenshounen1)より。

「翌日は朝から竹でイカダを組み、再び川下りに。するとまたもや激流に飲み込まれ、今度はイカダから転落してしまいました。大事なイカダが流されてしまった彼女は川岸に上がって『待てぇ!』と猛ダッシュ。転んだら大ケガ確実の岩場を走り抜け、およそ5メートルの崖からダイブしたのです。誰にも代わりが務まらない一発勝負の『ど根性ダイブ』には、フワちゃんの凄みが詰まっていたのではないでしょうか」(前出・芸能ライター)

 そのシーンにフワちゃんは「すべての高所恐怖症の人は私のことをうやまいな」とオドけていたが、そもそも女性タレントで彼女と同じ川下りをこなせる人材がいったい何人いるというのか。

 冷たい川水に体力を奪われ、「脱出島よりもキツいかも」と弱音を吐きながらもイカダを漕ぎ続けたフワちゃん。その姿を見れば、なぜ彼女がこれほどまでにバラエティ番組で重宝されるのかも納得できるに違いないだろう。