ドラマ「真犯人フラグ」(日本テレビ系)の第5話が11月14日に放送され、母子失踪事件の渦中にいる主人公の相良凌介(西島秀俊)が、証拠画像の違和感に気づく場面が話題となった。
行方不明になった相良の妻・真帆(宮沢りえ)と長女の光莉(原菜乃華)、長男の篤斗(小林優仁)は、失踪当日の17時過ぎに大通りの歩道を歩いている姿が、運送会社トラックのドライブレコーダーによって録画されていた。その画像が証拠の一つとなっていたが、凌介はその画像になんとも言えない違和感を抱き始めたのだった。
「画像では100本限定のブランド傘をさしている真帆が篤斗の腕を引き、少し後に光莉が続いています。ここで凌介が疑問に感じたのは、篤人が車道側を歩いていることと、真帆と篤人が手を繋いでいること。かつて篤人がバイクに轢かれそうになったことがあり、それ以来、真帆は必ず篤人を安全な歩道側に歩かせていたのだとか。また篤斗は3年生のころから恥ずかしいと言って、母親と手を繋ぐのを嫌がるようになっていたのです」(テレビ誌ライター)
そんな第5話のラストシーンでは、真帆と親しくしていたというママ友・菱田朋子(桜井ユキ)の家に、凌介が差し入れの食事が入っていたタッパーを返却しにいくことに。その際に菱田家の玄関で偶然、真帆が持っていたのと同じ100本限定のブランド傘を見つけてしまったのである。
そうなると、画像に写っていたのは真帆のフリをしている朋子なのか。そして手を繋いでいたのは朋子の息子である清明(桑名愛斗)ではないかという疑問も浮かんでくるところだ。
「ここで視聴者の間では、朋子を演じる桜井ユキが、真帆役の宮沢りえと顔つきが似ていると話題に。正面からだとさほど似ていないものの、二人とも額からすっと通った鼻筋が特徴で、横顔はかなり似ているのです。身長も167センチと大柄の宮沢に対して、桜井も163センチとまあまあの背丈。髪型についても桜井のほうが少しだけ長いものの、二人ともちょうど耳が隠れる長さとなっています。そういった相似性から、本作ではあえて宮沢に背格好の似通っている桜井をママ友役に起用したのではとの疑念が高まることになりました」(前出・テレビ誌ライター)
そしてもう一人、本作の出演者には宮沢りえに似た人物がいるというのだ。
「それは若きベンチャー企業社長・橘一星(佐野勇斗)の母親です。本編にはまだ登場していませんが、Huluで配信されている《週刊追及PREMIUM》には、定食屋を営むすみれさんとして須藤理彩が出演。この須藤も身長が165センチありますし、髪の長さもちょうど一緒くらい。そして年齢も宮沢と3歳しか違わず、ツイッターでは《真帆さんに似ている!》との声もあがっていました」(前出・テレビ誌ライター)
まさか橘の母親が、と首をかしげる向きも多いだろう。しかし、橘が光莉に頼まれて自作自演の失踪事件に加担している可能性を考えれば、宮沢と須藤が似ていることにも意味があると考えることができそうだ。
視聴者が怪しいと思った出演者に投票する「#みんなの真犯人フラグ」では、5話目を前に初めて1位にランクインした朋子(桜井ユキ)。現時点で橘の母・すみれはその投票対象にもなっていないが、果たして3人の<似た者同士>には何らかの意味があるのか。ますます考察の幅が広がるところだろう。