深津絵里からのオダギリジョー登場!「カムカム」の展開に既視感を抱くワケとは

 まさかの“宇宙人”が登場!? 12月24日放送のNHK連続テレビ小説「カムカムエヴリバディ」40回に、新キャストとしてオダギリジョーが出演し、視聴者を驚かせたようだ。

 同作では前日の39回から「るい編」がスタート。前編の「安子編」では亡父の実家に身を寄せていた雉真安子(上白石萌音)がヒロインだったが、るい編では安子の一人娘で高校中退後に18歳になっていた雉真るい(深津絵里)が、単身で大阪に出てきたところから物語が始まっていた。

 額の傷を気にするるいは、前髪を上げるように求められたことからホテルの就職面接から逃げ出すことに。ひょんなことから道頓堀のクリーニング屋にて住み込みで働くようになっていた。品の良さと美人ぶりで店主夫婦から可愛がられるるい。さっそく店主の妻(濱田マリ)から店番を頼まれるなど、すっかり信頼を得ていたのである。

「そんな留守番中に、大量の洗濯物を持ち込んできたのが“大月錠一郎”を演じるオダギリジョー。彼は着ていたジャンパーを脱いで『これも』と託すものの、その下のシャツには血がついているという、いかにも怪しい人物です。しかも名乗ることなく店を出てしまい、客の名前を控えておくように言い渡されていたるいはすっかり困ってしまうことに。るいはしょうがなく、錠一郎の洗濯物に赤い糸で“宇宙人”との文字を縫い付けたのでした」(テレビ誌ライター)

錠一郎(オダギリジョー)の名前が分からず、代わりに“宇宙人”と縫い付けたるい(深津絵里)。朝ドラ「カムカムエヴリバディ」公式ツイッター(@asadora_bk_nhk)より。

 視聴者の間では錠一郎の正体を巡って考察が広がることに。公式サイトでも名前のほかは「謎の男」とされており、興味が高まっていくばかりだ。

 その一方で、錠一郎が唐突に現れたシーンに、なにやら既視感を抱いた視聴者も少なくなかったというのである。

「オダジョーが謎の男として現れるという展開は、4月期ドラマ『大豆田とわ子と三人の元夫』(フジテレビ系)で観たばかりです。こちらのドラマでオダジョーの演じた小鳥遊は、プライベートではヒロインのとわ子(松たか子)と結婚まで意識する関係になりつつも、仕事の上ではとわ子が社長を務める建設会社を買収したファンドの法務部長で、とわ子に社長退任を突きつけるという複雑な役柄でした。それゆえ『カムカムエヴリバディ』のほうでも、錠一郎がるいと良い関係になるのではないかと、想像が広がっているのです」(前出・テレビ誌ライター)

 公式サイトには「やがて、錠一郎との出会いが、るいの運命を動かしていく」との記載が。果たして錠一郎はるいにとって運命の人となるのか、それともるいの人生に影響を与える人物として描かれるのか。いずれにせよオダジョーが演じる謎めいた人物に、視聴者の興味は募るばかりのようだ。