紅白初出場のBiSH、見どころは汗と涙の似合う泥臭さと意味深の振り付けにあり!

 大晦日の「第72回NHK紅白歌合戦」に初出場を果たす6人組女性アイドルグループのBiSH(ビッシュ)。12月24日の朝には情報番組「スッキリ」(日本テレビ系)にて2023年での解散を発表するなど、出場前から話題は盛り上がるばかりだ。

 とは言え紅白のメイン視聴者層にとっては、見たことも聞いたこともないグループであるのも否定できないところ。若者層であってもアイドルやガールズグループに興味がなければ、せいぜいグループ名を知っている程度かもしれない。

 そんな彼女たちについて、BiSH推しの女子大生ライターが簡単なプロフィールや見どころを紹介する。

「BiSHは《楽器をもたないパンクバンド》がキャッチコピーで、とにかく曲がいいですね。パンクでロックな世界観を持ち、反骨精神や狂気すらも表現する一方で、グループとしてはメンバーのわいわいとした青春っぽさや親しみやすさ、等身大の女の子っぽい笑顔や可愛さも持ち合わせており、その点で唯一無二のグループになっていると思います。曲によっていろんな一面を見ることができ、そのギャップと表現力の高さには驚かされることも。刺激的でセンセーショナルな面も多いので、飽きることがありません」

 そんなBiSHが人気を拡大できたのは、アイドルファン界隈のみならず、ロックファン界隈も巻き込んだからと言われている。世界観や曲のメッセージを、オーディエンスの心にぶつけてくるパフォーマンスは圧巻。ひと目でBiSHだと分かる衣装などスタイリッシュな一面を持ちつつ、その存在やパフォーマンスは良い意味で泥臭く、血と汗と涙が似合うグループだと言えるという。

12月24日には「ミュージックステーション ウルトラSUPER LIVE 2021」(テレビ朝日系)にてあらためて解散について語った。BiSH公式ツイッター(@BiSHidol)より。

 紅白での歌唱を予定している「プロミスザスター」は、2017年リリースのメジャー2作目(通算3作目)のシングル曲。オリコンでは週間シングルCDランキングで4位に食い込んでいた。

「ファンの多くが大好きな曲に挙げており、私にとっても辛かった受験時期に何度も聴いて、救われた思い出の曲です。曲調も歌詞もすべてが最高ですが、注目ポイントはアイナ・ジ・エンドの考えた振り付け。サビには星を描く振り付けがありますが、よく見てみると、親指を噛み切ってその血で星を描くという動きになっているんです。この曲がすべてのがんばっている人たちに届いてほしいし、きっと誰かを救える曲だと思います」(前出・女子大生ライター)

 ファン以外からはキワモノと思われがちなBiSHだが、紅白に出場できるほど世間から注目を集める人気者になったという事実に、勇気をもらえたファンも少なくないようだ。

(かぶらきゆい)