【カムカムエヴリバディ】深津絵里と市川実日子のやり取りで分かった、40代俳優が勢ぞろいのワケ!

 るいがあらためて、錠一郎と二人で幸せになることを誓った! 1月24日に放送されたNHK連続テレビ小説「カムカムエヴリバディ」第58話のラストに、今後への希望が見えてきたようだ。

 第58話では病気のため大阪に戻った錠一郎が、るい(深津絵里)と顔を合わせなくないことから旅館に滞在。そこにライバルのトミー北沢(早乙女太一)が表れ、「女にうつつを抜かして何もかも台無しにしたってか!?」と胸ぐらをつかんで激怒だ。トミーは、錠一郎がササプロ社長令嬢の奈々(佐々木希)と付き合っているとの噂を信じていたが、ここで錠一郎から病気について聞かされたのであった。

「奈々は錠一郎の後釜としてトミーに声をかけるも、トミーは『(錠一郎が)病気になったからいうて、ゴミみたいに捨てやがって!』と激昂。やがて病気の話はるいにも伝わり、旅館に錠一郎を訊ねます。しかし錠一郎は『不幸にしたくない』とるいを突き放すことに。二人の亀裂はもはや修復不能にも見えたのです」(テレビ誌ライター)

 そんな先行き不安のなか、この第58話では番組終盤で光明が見えてきたというのである。

 終盤では当初からトミーの熱心なファンであるベリー(市川実日子)が、るいの働くクリーニング店を訪問。るいと錠一郎の仲を気に掛けるベリーが「元気なん?」と問いただすと、るいは「私は大丈夫です。あきらめへんって決めたから、ジョーさんのこと。ジョーさんと幸せになること」と、真っ直ぐな目で答えたのであった。

るいをわざわざ訪ねてきたベリー。ドラマ「カムカムエヴリバディ」公式ツイッター(@asadora_bk_nhk)より。

「このやり取りからは、大阪を舞台にした『るい編』の出演者のうち、るいと錠一郎、そしてベリーの3人が今後も出演し続けそうなことが伝わってきました。るいは今後も錠一郎と添い遂げそうですし、大阪編の後にはるいの娘・ひなたをヒロインとした京都編になることが分かっていますが、ベリーは京都に実家があるお嬢様という設定。それに加えて、ベリーが今後も出続けるであろうことには別の根拠もあるのです」(前出・テレビ誌ライター)

 それは出演者の年齢にあるという。るいを演じる深津絵里が49歳なのは以前から話題になっているが、その恋人である錠一郎を演じるオダギリジョーは45歳、そしてベリーを演じる市川実日子は43歳と、3人とも40代の役者で揃えてきているからだ。

「この配役は3人が京都編にも続けて出演し、年齢を重ねた姿を演じるのに都合がいいからでしょう。そんな3人に対して、劇中では同世代であるトミー役の早乙女太一は30歳、奈々役の佐々木希は33歳であり、この二人は京都編で若者の役だけを演じるものと推測できます。普通なら45歳のオダジョーが30歳の早乙女とライバル関係を演じるのは不自然ですが、京都編を前提に考えると、あえてオダジョーを錠一郎役にもってきたのも納得ですね」(前出・テレビ誌ライター)

 4月8日に最終回を迎えることが発表済みの「カムカムエヴリバディ」。次の京都編では、いきなり実年齢に近づいた深津、オダジョー、市川らの姿を見ることになるのかもしれない。