【カムカムエヴリバディ】吉右衛門の想い人は自分の母親?るいは安子を再現…粋な演出に「まるでパラレルワールド!」

 あれ、この女優さん見たことある!? 視聴者からそんな驚きの声もあがっていたようだ。

 1月28日放送のNHK連続テレビ小説「カムカムエヴリバディ」第62話では、ヒロインのるい(深津絵里)と錠一郎(オダギリジョー)の夫婦に待望の第一子が誕生。劇中ではまだ名前は明かされなかったものの、3代目ヒロインのひなたが生まれる場面が映し出された。

 その第62話では、るいと錠一郎の友人である一子(市川実日子)も、自分が結婚することをるいに打ち明けることに。また、るいの「回転焼 大月」と同じ商店街で荒物屋を営む吉右衛門(堀部圭亮)も、蕎麦屋の店員・初美(宮嶋麻衣)に惚れている様子だ。このように三者三様の恋模様が描かれるなか、初美の登場に驚く視聴者も多かったという。

「るいと錠一郎は配達用の自転車を買うため、荒物屋を訪ねることに。しかし予算を聞いた吉右衛門は『そないな安い自転車仕入れたかてウチの儲けにならへんわ』とニベもありません。そこに初美が現れ、蕎麦屋の古くなった自転車を譲ってもらえることに。その初美に視聴者からは《清子さんだ!》との声があがっていました。それもそのはず、初美を演じる宮嶋は、12月までの“安子編”で吉右衛門の母・清子の若い姿を演じていたのです。しかも清子の夫である吉兵衛は、息子・吉右衛門を演じる堀部が一人二役で担当。つまり堀部と宮嶋の二人は、時を経てまたもや夫婦役を演じることになったわけです」(テレビ誌ライター)

安子編では吉兵衛・清子の夫婦役だった堀部と宮嶋が、今後は吉右衛門・初美夫婦を演じることになる。ドラマ「カムカムエヴリバディ」公式ツイッター(@asadora_bk_nhk)より。

 宮嶋が吉右衛門の母と妻の両方を演じることに、視聴者からは<まるでパラレルワールドだ!><世界線が入り乱れている>といった声が続出。しかもこの回ではほかにも、同様のパラレルワールドが出現していたというのである。

「自転車をもらったはいいものの、錠一郎が自転車に乗れないことが判明。そこで鴨川の河原にてるいに後ろを押してもらいながら練習することになりました。その風景はかつて、るいの母親・安子(上白石萌音)が夫の稔(松村北斗)に自転車を押してもらいながら練習していた姿とそっくり。約20年の時を経て、夫婦の立場は入れ替わったものの同じように自転車を練習する場面に視聴者は、今後も安子編の風景が再現されるのではとの期待を抱いているようです」(前出・テレビ誌ライター)

 本作の公式ツイッターでは自転車の練習シーンについて、「安子ちゃんと稔さんの自転車のシーンとあえて同じ撮り方をしたんだそうです」と説明。次はどんなシーンがセルフオマージュされるのか、視聴者も楽しみで仕方ないところだろう。