【カムカムエヴリバディ】ひなたと安子は「太秦映画村」で繋がっていた!?

 京都の太秦映画村と言えば、修学旅行などで訪れる人も多い定番の人気観光スポット。そのシーンに歓声をあげる視聴者も多かったようだ。

 2月2日放送のNHK連続テレビ小説「カムカムエヴリバディ」第65話では、時代劇好きの小学四年生というヒロインの大月ひなた(新津ちせ)が、父親の錠一郎(オダギリジョー)と一緒に「条映太秦映画村」を訪れる場面があった。

 その名称からも分かる通り、この映画村は実在する「東映太秦映画村」そのもの。昭和50年11月にオープンした映画アミューズメント施設で、作中でも昭和50年秋にオープンしたことになっていた。

「時代劇のロケ場所としておなじみの映画村は近年、『刀剣乱舞』や『薄桜鬼』、『るろうに剣心』といった2.5次元ものの聖地としても人気を博しており、若い世代にも人気のスポット。それもあってひなたが映画村を訪れた場面には《この前行ったばかり!》《このシーンは団体入口だね》といった声が多数あがっていました。また、映画村がロケの撮影場所ではなく“映画村そのもの”としてドラマに登場することも珍しく、視聴者の興味をそそっていたようです」(テレビ誌ライター)

「江戸や、江戸の町や!」と映画村でテンションだだ上がりのひなた。ドラマ「カムカムエヴリバディ」公式ツイッター(@asadora_bk_nhk)より。

 その「カムカムエヴリバディ」は現在、ひなたが主人公の「京都編」となっており、時代劇好きのひなたが京都にある映画村を訪れるのはごく自然な流れだ。そんな映画村はこの第65話が初めてではなく、実はすでに作中に登場していたという。それも昨年に放送されていた「安子編」でのことだったというのだ。

「ひなたの祖母・安子(上白石萌音)がヒロインだった『安子編』では、岡山の朝丘町商店街が舞台となっていました。そこには安子の実家である『御菓子司 たちばな』や、現在のひなた編では京都に移っている『荒物屋あかにし』などが軒を連ねていましたが、同商店街のセットは映画村のなかに設営されていたのです。つまり『カムカムエヴリバディ』では祖母の安子も孫のひなたも、同じ映画村で撮影に臨んでいたこととなります」(前出・テレビ誌ライター)

映画村のなかに建てられていた「御菓子司 たちばな」。ほかには鉄道駅のセットなどもあったという。ドラマ「カムカムエヴリバディ」公式ツイッター(@asadora_bk_nhk)より。

 意外なところで繋がった安子とひなた。「安子編」のラストでアメリカに渡ってからは回想シーンでしか出演のない安子だが、もしかしたら映画村繋がりで「ひなた編」に顔を出す可能性もあるのかも?