日向坂46の佐々木美玲が、思わぬ質問にすっかり面食らっていたようだ。2月1日に放送された「踊る!さんま御殿!!」(日本テレビ系)にて、番組MCの明石家さんまから卒業時期について訊かれる一幕があった。
番組開始早々、さんまから「佐々木さん、今いくつでしたっけ?」と質問され「22歳です」と答えた佐々木。これ自体は誰にでも訊いていることなのだが、そのあとの展開が<アイドルあるある>だったのである。
さんまは佐々木に対して「みんなこのころ、結婚だ、やれ卒業だいろいろあるけれども、いくつぐらいまで日向坂にいようと(考えてる)?」と質問。これに対して佐々木は「私は『辞めて』って言われるまでここ(日向坂)にいようと」と、笑顔でコメントしていた。
佐々木らしいほんわかした回答にスタジオでは笑いが起こっていたが、さんまは「あの……察してあげたほうがええと思う」と神妙な顔つきに。続けて「(周りは)辞めてって言いにくいよ、長ければ長いほど」と、退き際は自分で判断するべきだとアドバイスしたのである。
このやり取りに共演者のSHELLYは「すごいリアルなこと言うじゃないですか、22歳に」とツッコミ。同様の疑問は視聴者の多くも感じていたようだ。
「さんまの指摘に坂道ファンは不快感を露わに。《別に何歳でもグループに残っていいでしょ》《なんでさんまはこんなにアイドルの年齢にこだわるの?》といった不満が続出したのも当然でしょう。さらには《みーぱんが真に受けたらどう責任とってくれんの?》との声もありましたが、ファンがそう言いたくなるのはある意味で当然だったのです」(アイドル誌ライター)
というのもさんまには前歴があるというのだ。2017年12月に放送された「明石家紅白!」(NHK)では、当時25歳だった乃木坂46の白石麻衣に年齢を質問。25歳だと知ると「え、君、もう25!? ウソや!」と驚いていたのである。
あまりの驚きように白石も両手で口を覆い、「25なんですよ。どうしよう…」と動揺。さらにさんまは「乃木坂って25歳の人いてんの!? ものすごい若いイメージや、オレの頭の中で。25歳…」と、やたらと25歳という年齢にこだわっていたのである。
「当の白石自身は雑誌の取材で『年齢で区切るものではないけれど、25歳というのを何となく目安にしていた時期もありました』とコメントしていたことも。最終的には27歳での卒業を発表し、コロナ禍の影響で実際の卒業時期は28歳に延びましたが、ファンからはさんまが年齢をイジったせいで白石の卒業時期が早まってしまったのではと疑う声もあがっています」(前出・アイドル誌ライター)
年齢に関する質問を受けたのは坂道メンバーに留まらない。2021年2月には当時26歳の「ももいろクローバーZ」百田夏菜子が「踊る!さんま御殿!!」に初登場。この時にもさんまは「25歳がアイドルの壁と言うけど、壁にぶち当たっている?」と百田に訊いていたのである。
さんまの中には「25歳がアイドルとしての壁」という考えがあり、片やアイドルのほうにも25歳という年齢をひとつの目安に捉えているメンバーもいるようだ。だからこそ、いちいち指摘しないで欲しいというのがアイドルファンの本音ではないだろうか。
(本多ヒロシ)
※トップ画像は「ZIP!」公式ツイッター(@ZIP_TV)より。