伊藤沙莉、「ミステリと言う勿れ」への批判を吹き飛ばした月9ヒロインらしからぬ体当たり芸!

 どうにも彼女への批判が収まらないようだ。

 2月7日に放送された月9ドラマ「ミステリと言う勿れ」(フジテレビ系)にて、視聴者からヒロインの風呂光聖子刑事を演じる伊藤沙莉に対する不満の声が続出しているという。

 同名の人気マンガを原作とする本作。今回の第5話では原作コミックスの第4巻に収録されている「ばちあたり夜話」というエピソードに沿って、物語が展開された。

 主人公の久能整(菅田将暉)はちょっとした転落事故に遭い、ほぼ無傷ながら警察の配慮で入院することに。そこで同室となった元刑事の牛田悟郎(小日向文世)はセリフ等もほぼ原作通りの設定だ。久能が病院内の温室を訪れるシーンでは、原作に登場する温室の管理人こそドラマでは不在だったものの、温室に誘われる理由となった暗号などは原作そのままに描かれていた。

「その一方で、原作には一切登場しない新人刑事の風呂光聖子(伊藤沙莉)が、この第5話ではけっこうな出番を与えられることに。久能には謎の人物からプレゼントが届くのですが、その差出人が親しい女性ではないかと疑い、恋心がざわめくという演出になっていました。そんな展開に原作ファンらしき視聴者からは《恋愛には絡めないで欲しい》《あきらかに風呂光いらない》といった批判が続出。もっとも原作を知らない視聴者からは伊藤の繊細な演技を評価する声も少なくなかったようです」(女性誌ライター)

 ドラマ版で風呂光刑事の出番が増えることには原作者の田村由美氏も納得しており、風呂光を演じる伊藤に批判の矢が向かうのは明らかにお門違いだ。一方でそんな批判の声を伊藤は、まさかの体当たり芸で吹き飛ばしたというのである。

「2月5日放送の『芸能人が本気で考えた!ドッキリGP』(同)には『ミステリと言う勿れ』から刑事チームの3人が登場。ドッキリGPではおなじみとなっている静電気タピオカミルクティーの餌食になっていました。この場面は1月8日の放送を総集編として再登場させたものでしたが、当時はまだドラマの放送前で風呂光(伊藤)への批判もなかったころ。それゆえ今回あらためて伊藤がビリビリの洗礼を受ける場面が放送されたことにより《月9ヒロインにこんなことをやらせたのか!》と驚く声が多数あがっていたのです」(前出・女性誌ライター)

静電気タピオカにビビったのか微妙な表情を見せる伊藤沙莉。ドラマ「ミステリと言う勿れ」公式ツイッター(@not_mystery_)より。

 ドリンクごとストローを吐き出す伊藤の姿には、与えられた仕事には原作と違う設定のヒロインだろうが、女優らしからぬ静電気ドッキリの餌食であろうが、全力で応えるという気概が感じられた。これぞ彼女が様々な現場で引っ張りだこになっている理由の表れではないだろうか。

「それゆえ原作との違いに文句をつける原作ファンはいても、伊藤自身を批判する声はほぼ皆無。しかもあのドッキリを見せつけられたら、むしろ彼女のことを応援したくなることでしょう。そもそも月9のヒロインが芸人レベルのドッキリを仕掛けられること自体、伊藤沙莉が持つ振り幅の広さを如実に示しているのではないでしょうか」(前出・女性誌ライター)

 どうせ原作にない役をあてがうのであれば、作中で静電気ビリビリに見舞われるくらいの演出があってもいいのかもしれない。