【カムカムエヴリバディ】ひなたと撮影所を繋ぐアイテムは、自動販売機とマンガだった!?

 ついに時代劇女優への道を歩き始めるのか? その場所にひなたの未来が暗示されていたのかもしれない。

 2月16日放送のNHK連続テレビ小説「カムカムエヴリバディ」第75話では、ヒロインで高校3年生の大月ひなた(川栄李奈)が、条映太秦映画村の休憩所を訪れる場面が描かれた。

 卒業後の進路に迷っていたひなたは「ミス条映コンテスト」に参加するも、本選では相手方の侍から刀を奪い取って切り捨てるという失態を演じて落選。そのシーンを目撃していた大部屋俳優の伴虚無蔵(松重豊)がひなたの時代劇愛を見込み、夏休み中のバイトに誘ったのだった。

 虚無蔵の指示により、休憩室で待機するようになったひなた。その室内には、時代劇の撮影所でもある映画村と、ひなた家を繋ぐアイテムがさりげなく置かれていたというのである。

「休憩所内には『BUSHIDO COLA』という赤い自動販売機が。武士道をモチーフにしたブランドのようで『B』の字には侍のシルエットがあしらわれています。この自動販売機と同じものが、ひなたの家である『回転焼 大月』にも設置されていたのです。第73話では店の横にある路地でコンテスト応募用の写真を撮影していたのですが、その際に『BUSHIDO COLA』の自動販売機がバッチリと映りこんでいました。ちなみに16本並べられたサンプルの並びもまったく一緒となっており、これが使いまわしなのか、それとも同じ自動販売機を2台用意しているのかは、大いに気になるところです」(テレビ誌ライター)

撮影所(映画村)でひなたは“不愛想な男”こと五十嵐に遭遇していた。ドラマ「カムカムエヴリバディ」公式ツイッター(@asadora_bk_nhk)より。

 そんな“自販機繋がり”に加えて、つい見逃しがちな小さなアイテムにも、ひなたの部屋との繋がりが演出されていたという。

「休憩所の本棚にはマンガ誌の『少年ギャグサーカス』が置かれていました。実はひなたの部屋にある本棚にも同じマンガ誌が並んでいたのです。小学生の時は『花とおとめ』や『おサーカス』といった少女マンガ誌ばかり読んでいたひなたですが、高三になった今は、少年マンガ誌にも手を出していた様子。どうやらひなたにとってこの休憩所は相当に居心地の良い場所となりそうですね」(前出・テレビ誌ライター)

 果たしてひなたは撮影所に入り浸るのか。そして女優へのきっかけを掴むのか。夢の実現に近づいていく姿をしっかりと見届けたいものだ。